公開日:
更新日:
外資系企業やグローバル企業への転職において、英文レジュメ(Resume/CV)は自身の経験とスキルをアピールする重要な書類です。日本の履歴書とは異なり、顔写真や年齢などの記載ルール、自己PRのまとめ方に明確な違いがあるため注意が必要です。
本記事では、英文レジュメの基本フォーマットや効果的な書き方をはじめ、避けるべきNG項目、実践的な例文、提出前の最終チェックリストまで詳しく解説します。選考を突破し、面接へとつながる魅力的な書類作成のガイドとして、ぜひご活用ください。
転職を成功に導く!プロの目線から目を惹くレジュメの作成方法を伝授します
外資系・日系ハイクラス転職において、英文履歴書(レジュメ)の提出を求められることがあります。その他にも英語面接といった日本企業とは異なる選考プロセスがある場合もあるため、きちんとした対策が必要です。外資系・日系ハイクラス転職で不安なことがあれば、ぜひエンワールドへご相談ください。英文履歴書対策も含め、転職成功に向けて徹底的にサポートいたします。
【例文付】英文レジュメ・英語履歴書の書き方
英文レジュメは、主に以下の7つの項目で構成されます。 日本の履歴書とは異なる特有のルールも多いため、各項目が持つ役割と、採用担当者の目を引く書き方のポイントを順に見ていきましょう。
PERSONAL INFORMATION(個人の基本情報)
|
Taro En
|
英文履歴書の最初に記載すべき項目は、「PERSONAL INFORMATION」と呼ばれる個人の基本的なプロフィールです。 具体的には以下の情報を順番に記載します。
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
氏名は、他の項目よりも大きいフォントで中央に記載しましょう。
住所は、日本語で書く際と逆になるため「部屋番号・建物名・番地・市区町村・都道府県・郵便番号」の順で記載します。
なお、都道府県の「to」「fu」「ken」は不要です。市区町村はハイフンを付けて「-shi」「-ku」などと記載しましょう。
また、応募先企業から選考についての連絡を受けるため、電話番号やメールアドレスは最も連絡の取りやすいものを記載してください。
電話番号は、最初に日本の国番号である「+81」をつけて、市外局番の先頭の「0」は省略します。
例えば、固定電話で「01-2345-XXXX」という番号の場合は「(+81)-1-2345-XXXX」、携帯電話で「080-2345-XXXX」という番号の場合は「(+81)-80-2345-XXXX」と記載します。
OBJECTIVE (希望職種)
|
OBJECTIVE Experienced marketing professional with 7 years of experience in creating and managing social media campaigns, looking to advance to a marketing role where I can oversee all marketing accounts. |
「OBJECTIVE」には、希望する職種やポジションを記載しましょう。「具体的にどのようなことをしたいのか」「応募先企業にどのように貢献できるのか」についても簡潔に記載します。
希望する職種やポジション、業務などが決まっていない場合は「これまでの経験やスキルを活かせるポジション」などと表現するとよいでしょう。
なお、英文履歴書を作成する際、主語の「I」を文頭に使用すると冗長になってしまうため、名詞または動詞から記載します。
SUMMARY(要約)
|
SUMMARY
|
「SUMMARY」には、経歴の要約とスキル・経験について、箇条書き4〜5項目を目安に記載します。これまでの職歴やスキル・経験を羅列するのではなく、応募先企業で働く際に活かせるものを中心に書くことがポイントです。 具体的な数字や成果を記載していると、効果的なアピールにつながりやすくなります。なお、「SUMMARY」と「OBJECTIVE」はどちらか一方、あるいは両方とも記載するかを選べます。
WORK EXPERIENCE(職歴)
|
WORK EXPERIENCE
|
「WORK EXPERIENCE」には、新しい順に職歴を記載します。
具体的に記載する項目は以下のとおりです。
- 会社名・部門
- 勤務期間
- ポジション
- 職務内容
同じ会社で複数のポジションに就いていた場合は、それぞれの勤務期間・職務内容を箇条書きで記載しましょう。
なお、職務内容を記載する際、在職中の会社は現在形を、すでに離職した会社は過去形を用いて書きます。
英文履歴書のWORK EXPERIENCE(職歴)を記載する際に役立つ英語表記を、以下の表にまとめました。ぜひ参考にしてください。
▼「部署」に関する英語表記
| 営業部 | Sales Department |
| 営業推進部 | Business Promotion Department |
| 総務部 | Administration Department |
| 人事部 | Human Resources Division |
| 経理部 | Accounting Department |
| 財務部 | Finance Department |
| マーケティング部 | Marketing Department |
| 広報部 | Public Relations Department |
| 企画開発部 | Project Planning & Development Department |
| 海外事業部 | Overseas Department |
▼「役職」に関する英語表記
| 支社長 | General Manager / Vice President |
| 支店長 | Branch Chief / Branch Manager/Store Manager |
| 部長 | Manager / Director / Head of Department |
| 副部長 | Sub Manager / Vice Manager / Assistant Manager |
| 課長 | Section Chief / Section Head |
| 係長 | Section Head / Unit Head |
| 主任 | Supervisor / Chief / Head |
▼「職種」に関する英語表記
| 営業 | Sales |
| 総務 | General Affairs |
| 人事 | Human Resources |
| 広報 | Public Relations |
| 経理 | Accounting |
| 事務 | Clerk |
| 秘書 | Secretary |
| システムエンジニア | Systems Engineer |
| 機械技術者 | Mechanical Engineer |
| 建築士 | Architect |
EDUCATION(学歴)
「EDUCATION」には、新しい順に学歴を記載します。
具体的に記載する項目は以下のとおりです。
- 学校名
- 学部・学科
- 所在地
- 卒業年度
- 取得学位
最終学歴が大学・短期大学・専門学校卒業の場合は、高校までの学歴を記載する必要はありません。
所属した大学・学部が複数ある場合は、最終的に卒業した大学のみを記載するのが一般的です。ただし、応募する職種・業界に関連する学歴がある場合は、最終学歴でなくても記載するとアピールにつながります。
学位を記載する場合は、卒業した大学が用いている正式名称で書く必要があります。大学によって名称は異なるため、不明な場合は出身大学に確認してみてください。
また、在学中の受賞歴や留学経験など、選考でアピールできるポイントがあれば記載しましょう。
英文履歴書のEDUCATION(学歴)を記載する際に役立つ英語表記を、以下の表にまとめました。ぜひ参考にしてください。
▼「学部・学科」に関する英語表記
| 文学 | Literature |
| 商学 | Commerce |
| 経済学 | Economics |
| 経営学 | Business Administration |
| 教育学 | Education |
| 社会学 | Sociology |
| 法学 | Laws |
| 理学 | Science |
| 理工学 | Science and Technology |
| 工学 | Engineering |
| 農学 | Agriculture |
| 生命科学 | Bioscience and Applied Chemistry |
| 情報工学 | Computer Science |
| 医学 | School of Medicine |
| 薬学 | Pharmaceutical Sciences |
▼「学位」に関する英語表記
| 学士号 | Bachelor of 〇〇 |
| 修士号 | Master of 〇〇 |
| 博士号 | Doctor of 〇〇 |
QUALIFICATIONS/SPECIAL SKILLS(資格・スキル)
|
QUALIFICATIONS / SPECIAL SKILLS
|
「QUALIFICATIONS/SPECIAL SKILLS」には、希望する職種に関わる資格・スキルを箇条書きで記載します。
資格は、正式名称とともに資格取得年も記載しましょう。なお、日本語の履歴書では自動車運転免許の記載が一般的ですが、企業の応募資格に含まれていない場合、書く必要はありません。
英文履歴書のQUALIFICATIONS/SPECIAL SKILLS(資格・スキル)を記載する際に役立つ英語表記を、以下の表にまとめました。
▼「資格」に関する英語表記
| 普通自動車免許 (第一種/第二種) | Driver’s License (1st grade/2nd grade) |
| 英語検定 (1級/準1級) | The EIKEN Test in Practical English Proficiency (Grade1/Grade Pre-1) |
| 日商簿記検定 (1級/2級/3級) | Bookkeeping Certificate-Nissho (1st Grade/2nd Grade/3rd Grade) |
| 社会保険労務士 | Certified Social Insurance and Labour Consultant |
| 宅地建物取引士 | Real Estate Transaction Specialist |
| ファイナンシャルプランナー (AFP/CFP) | Certified Financial Planner (AFP/CFP) |
| 税理士 | Licensed Tax Accountant |
| 基本情報技術者 | Fundamental Information Technology Engineer |
| 衛生管理者 | Health Supervisor |
| 秘書技能検定 | Secretarial Skill Proficiency Test |
ADDITIONAL INFORMATION(特記事項)
|
ADDITIONAL INFORMATION
|
「ADDITIONAL INFORMATION」は、これまで記載してきた項目には振り分けられないアピール材料がある場合に項目を追加・記載します。
アピールできる具体的な内容には、以下が挙げられます。
- ボランティア活動
- スポーツの地域活動
- 受賞歴
- 発表物・出版物
仕事と直接的な関連がない内容でも、企業によっては評価につながる可能性があります。例えば、災害ボランティアへの参加は、行動力や協調性のアピールにつながるでしょう。したがって、該当する内容があれば、積極的に記載することが大切です。
関連記事:【テンプレート付】外資系企業への転職で提出が必要な履歴書・職務経歴書とは?
英文レジュメのフォーマット3種類|自分に最適な型の選び方
英文レジュメには、これまでの経歴や応募するポジションに合わせて選べる3つの代表的なフォーマットが存在します。
転職回数、キャリアのブランク、異業種への挑戦など、自身の状況に合わせて最も自分を魅力的に見せられる型を選ぶことが、書類通過の可能性を左右する重要なポイントです。それぞれの特徴と、どのような方に向いているのかを解説します。
Chronological Resume(クロノロジカル・レジュメ)
Chronological Resume(クロノロジカル・レジュメ)は、学歴や職歴を新しい順に記載するのが特徴です。職歴の場合、直近の職歴を1番目に記載します。
クロノロジカル・レジュメが向いている方・向いていない方の特徴を、以下の表にまとめました。
| 向いている方 | 向いていない方 |
|
|
また、3種類のなかでも一般的に使われているのがクロノロジカル・レジュメです。日本語の職務経歴書と記載方法が似ているため、英文履歴書の作成が初めての方でも記入しやすいという特徴があります。
Functional Resume(ファンクショナル・レジュメ)
Functional Resume(ファンクショナル・レジュメ)は、スキルや経験、実績などを中心に記載するのが特徴です。
ファンクショナル・レジュメが向いている方・向いていない方の特徴を、以下の表にまとめました。
| 向いている方 | 向いていない方 |
|
|
また、ファンクショナル・レジュメは、応募先企業と関連したスキル・経験をアピールしやすいというメリットがあります。
Combination Resume(コンビネーション・レジュメ)
Combination Resume(コンビネーション・レジュメ)は、スキル・経験・実績を記載後、学歴と職歴も記載します。つまり、クロノロジカル・レジュメとファンクショナル・レジュメを組み合わせたような形式です。
コンビネーション・レジュメが向いている方・向いていない方の特徴を、以下の表にまとめました。
| 向いている方 | 向いていない方 |
|
|
職歴とスキル・経験の両方を効果的にアピールできる反面、3種類のなかでは記載する項目が多いため、どの情報を記載すべきか、応募先企業に合わせて見極めることが大切です。
通過率アップ!英文レジュメで使えるアクション動詞
英文レジュメでは主語を省略し、文頭に「アクション動詞」を用いることで、実績をより簡潔かつパワフルに伝えるのが鉄則です。
適切な動詞選びはプロフェッショナルとしての評価にも直結するため、自身の経験に最適な言葉を使い分けましょう。
マネジメント・リーダーシップを強調する動詞
組織を率いたり、チームを運営・管理したりした経験をアピールする際に適しています。
- Manage:管理する
- Organize:組織する
- Direct:指揮する
- Head:先導する
- Initiate:主導する
- Lead:導く
- Operate:運営する
- Instruct:指導する
- Mentor:育成する
- Assign:任命する
- Approve:承認する
- Conduct:実施する
売上・コスト削減などの成果を強調する動詞
目標達成、収益拡大、リスク最小化など、具体的な目に見える実績や会社への貢献度を示す動詞です。
- Attain:達成する
- Expand:拡大する
- Increase:増やす
- Maximize:最大化する
- Minimize:最小化する
- Enhance:強化する
- Resolve:解決する
- Ensure:確実にする
- Generate:生成する・生み出す
- Provide:提供する
コミュニケーション・交渉力をアピールする動詞
周囲を巻き込み、物事を円滑に進める調整能力や対人スキルを示します
- Negotiate:交渉する
- Persuade:説得する
- Propose:提案する
- Present:提示する
- Demonstrate:示す
- Coordinate:調整する
- Support:サポートする
- Expedite:促進する
- Forecast:予測する
- Prepare:準備する
企画・開発・分析などの専門スキルを示す動詞
論理的な思考プロセスや、ゼロから仕組みを構築した専門性を強調したいときに有効です。
- Analyze:分析する
- Research:研究する
- Develop:開発する
- Pioneer:開拓する
- Build:構築する
- Create:創造する
- Design:デザインする
- Formulate:形にする
- Process:プロセス化する
- Participate:参加する
英文レジュメで書いてはいけないNG項目
日本の履歴書では一般的に記載されていても、英文レジュメでは書いてはいけない項目が存在します。ここでは、英文レジュメで避けるべきNG項目を解説します。
性別・年齢・顔写真
英文レジュメでは、性別、年齢、生年月日、顔写真といった情報は一切記載しません。
これは、欧米諸国において採用時の差別(人種、性別、年齢、宗教など)を防止する法律が厳格に定められているためです。
公平な選考を期すため、スキルや実績に関係のない個人情報は除外するのが鉄則です。
給与に関する情報
前職の給与や希望年収といった情報は、レジュメには記載しません。
給与交渉は選考が進んだ段階や内定前に行うのが一般的であり、最初の応募書類にこれらを記載すると、マナーに欠けると印象を与えることもあります。
希望年収を伝える必要がある場合は、別途指定されたフォームや面接の場で伝えるようにしましょう。
提出前に要確認!英文レジュメの通過率を高める最終チェックリスト
提出前には以下のチェックリストを参考に、魅力的な英文レジュメに仕上がっているかを確認しましょう。細部まで体裁を整えることが、通過率アップの鍵となります。
▼見た目・体裁
- フォントとサイズ:Arial等の標準的なフォントを使用し、サイズ(10〜12pt)が統一されているか
- 用紙とボリューム:A4またはレターサイズで、1〜2枚以内にまとまっているか
- レイアウト:不要な装飾を避け、適切な余白を取った読みやすいデザインか
- 文字形式:丸囲み文字・全角の数字・記号(全角)を使用していないか
- 数字の表記:数字はすべてアラビア数字(1・2・3など)を使用しているか
▼書き方・表現
- 基本構成:文頭は大文字になっているか。また、ピリオドの打ち忘れはないか
- アクション動詞:文頭は動詞(Action Verb)から始まり、不要な主語(I など)を省いているか
- 簡潔さ:箇条書きを活用し、同じ単語・表現・文章を繰り返さず簡潔に記載しているか
- 時系列:職歴や学歴は「新しい順(逆時系列)」で記載されているか
▼内容・マナー
- 正確性:文法やスペルに間違いはないか。連絡先(電話・メール)は正確か
- 最適化:応募先企業のポジションや求める能力に合わせた内容になっているか
- NG項目の除外:生年月日や性別などの個人情報、退職理由や志望動機といった不要な情報を記載していないか
チェックリストを活用して英文レジュメを客観的に見直し、書類の完成度を高めることで、自信を持って求人に応募できるでしょう。
まとめ:外資系・日系グローバル企業への転職でレジュメの書き方にお困りの方はエンワールドへの登録をご検討ください
戦略的な英文レジュメの作成は、自身の専門性を客観的に証明し、採用担当者に「会ってみたい」と思わせるための重要な第一歩です。グローバルスタンダードに基づいた項目の整理や、アクション動詞による実績の強調など、基本ルールを徹底して守ることが、選考通過の可能性を大きく広げます。 英語での自己PRや、自分を最も魅力的に見せるフォーマット選びに不安がある方は、転職エージェントの活用が有効です。プロのアドバイスを通じて客観的な視点から実績を言語化し、自身の強みが最大限に伝わるレジュメへと磨き上げましょう。
エンワールドでは、外資系・日系ハイクラス転職を成功させるため、キャリアコンサルティングを通じたきめ細かいサポートを行っております。 英文レジュメの添削等については、弊社を通じて求人への応募が確定した方を対象に、必要に応じて実施いたします。次のステージへ踏み出す準備として、ぜひ新規会員登録からご登録ください。
英文履歴書(英文レジュメ/CV)・職務経歴書のテンプレートをダウンロードする
関連記事:レジュメ(職務経歴書)とは?英語・英文で書くポイントと魅力的に見せる4つのコツ
執筆者: エンワールド編集部
外資系・日系グローバル企業のハイクラスに精通するエンワールドの編集部員が、転職やキャリア、日々の仕事のお悩みに役立つ情報を執筆します。