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外資系コンサルへの転職に興味はあるものの、実際にどんな仕事で、どんな人が求められ、準備は何から始めるべきか分からないと感じていませんか。情報は多い一方で、実態が見えにくく不安になる方も少なくありません。
本記事では、外資系コンサルの特徴や主要ファームの動向、職種ごとの役割、プロジェクトの進め方、求められるスキルや経験、選考プロセスのポイントを分かりやすく整理します。未経験からの可能性、年収レンジ、働き方や評価制度のリアルにも触れ、向いている人の共通点や準備のコツを具体例とともに解説します。転職活動で迷いやすいポイントを先回りして押さえることで、全体像を把握できます。自分に合う選択肢が見えてくるはずです。今後の一歩を考えるヒントにもなります。この記事を読むことで後悔を避け、安心して転職に臨めます。
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未経験でも外資系コンサルへの転職は可能
未経験者でもポイントを押さえて転職活動を行えば、外資系コンサルへの転職は実現できます。しかし、未経験者の外資系コンサルへの転職難易度は比較的高く、理想の転職を叶えるには相応の努力が必要です。
難易度が高い理由には、未経験者に対しても即戦力に近いポテンシャルを求める企業が多いことや、転職市場での人気の高さから競争率が高いことなどが挙げられます。
外資系コンサルは経験者層の応募も多いため、未経験から転職を目指すには、他の転職者と差をつける対策を立てることが重要です。
外資系コンサルの主な種類
ここでは、外資系コンサルの主な種類を4つ紹介します。
戦略系コンサルティングファーム
戦略系コンサルティングファームは、外資系コンサルの代表的なファームです。クライアント企業の経営戦略の立案や、実行のサポートなどを行います。
なかでも、以下に挙げる3企業は戦略系BIG3と呼ばれ、業界をリードする世界的な影響力を持つファームとして知られています。
- ボストン・コンサルティング・グループ合同会社
- マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコーポレイテッド・ジャパン
- ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド
総合系コンサルティングファーム
総合系コンサルティングファームは、あらゆる業界・業種のクライアントを抱え、各社の事業を包括的にコンサルティングするファームです。戦略立案から業務改善、IT導入まで、企業の成長に欠かせないサポートを一貫して行えるのが強みです。
以下の4企業は、統合系のなかでもBIG4と呼ばれる大手コンサル企業であり、会計法人を母体としながら世界規模でサービスを提供しています。
- デロイトトーマツコンサルティング合同会社
- PwCコンサルティング合同会社
- EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
- KPMGコンサルティング株式会社
IT系コンサルティングファーム
IT系コンサルティングファームは、クライアントのIT戦略における戦略立案からシステム導入までをサポートするファームです。ITシステムを含めた社内の業務プロセスの改善や、効率化なども行います。
近年では各社のDX化の影響を受け、IT系コンサルティングファームの需要は増加傾向にあります。代表的なIT系コンサルティングファームは、以下のとおりです。
- ガートナージャパン株式会社
- 日本IBM株式会社
- アクセンチュア株式会社
特化系コンサルティングファーム
特化系コンサルティングファームは、会計・財務、人事など、特定領域における専門性・知見の深さを武器にするファームを指します。分野の違いによって具体的な事業内容は異なりますが、クライアントに対して専門性の高いサポートを行えるのが特化系の特徴です。
代表的な特化系コンサルティングファームは、以下のとおりです。
- コーン・フェリー・ジャパン
- マーサージャパン株式会社
- ウイリス・タワーズ・ワトソン株式会社
外資系コンサルの特徴
次は、外資系コンサルの特徴を解説します。
役職名と仕事内容
外資系コンサルは、経験年数とともに役職名や仕事内容に変化が生じます。
職階の具体的な名称は企業ごとに多少異なる場合がありますが、一般的な名称は以下のとおりです。役職名ごとの特徴や主な仕事内容もまとめたので、ぜひ参考にしてください。
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役職名 |
特徴 |
仕事内容 |
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アナリスト |
● コンサルタントのエントリーポジション ● 新卒・第二新卒など、実務経験の浅い若手人材が就くことが多い ● 上位職(コンサルタント・マネージャー)の業務を支援する |
● 業界・競合・市場・企業内部に関する情報収集およびデータ分析 ● 調査結果をもとにした資料作成 ● 仮説検証や提案資料作成のサポート業務など |
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コンサルタント |
● アナリストとしての経験を経て就くことが多いポジション ● ファームによっては、中途採用者のエントリーポジションになる場合もある ● プロジェクトの実務を主体的に担う |
● 経営戦略・業務改善施策などの立案・検討 ● クライアントとの打ち合わせや課題整理 ● アナリストへの作業指示 ● 各種資料(提案書・報告書など)の作成など |
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マネージャー |
● コンサルタントから昇進したポジション ● プロジェクト全体の責任を持つ中核的な役割 ● 複数案件を同時進行で担当する場合もある |
● プロジェクト全体の進捗・品質・コスト(予算)の管理 ● クライアントとの折衝・期待値調整 ● チームメンバーのマネジメント・育成 ● 課題設定や解決方針の最終判断など |
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パートナー |
● 役員として経営を担う立場 ● コンサルタント職の最上位ポジション |
● 新規クライアント・案件の開拓(営業・関係構築) ● 複数プロジェクトの統括・最終意思決定など ● ファーム経営への参画(戦略立案、人材育成、組織運営など) |
働き方
外資系コンサルの働き方は、日系コンサルとは異なるポイントがいくつかあります。主な相違点を、以下の表にまとめました。
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外資系コンサル |
日系コンサル |
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企業風土 |
● 個人の裁量が大きく、一人ひとりにスピード感を意識した意思決定が求められる ● 個人の実力を重んじる企業が多い |
● 組織としての協調性を重視する傾向があり、個人の成果だけでなく、チームや部署全体への貢献度も評価されやすい ● 意思決定権が上位職にあることが多く、各種判断は比較的慎重に行われる |
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仕事の進め方 |
● プロジェクト単位で業務を進めるのが一般的 ● プロジェクト終了後は次の案件にアサインされる |
● クライアントと長期的な関係を築き、継続的に支援する顧問型や伴走型のプロジェクトが多数 |
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クライアント |
グローバル展開する大手企業や上場企業が多い |
日系の中小企業やベンチャー企業が多い |
年収
外資系コンサルの平均年収は、日本企業よりも高水準であるのが一般的です。その背景には、グローバル市場での競争に勝つために、高い報酬で優秀な人材を集めようとする企業が多いことが挙げられます。
また、日本企業によく見られる年功序列型の給与制度ではなく、実力に基づいた報酬設計を採用している企業が多いことも、外資系コンサルの年収の高さに影響しています。個人のパフォーマンスが昇給・賞与に反映されやすいため、年齢や社歴を問わず、成果次第で早期の年収アップが狙えるのです。
高い専門性が求められるファームにおいては、その対価として年収を高く設定している企業もあります。
採用動向
外資系コンサルの採用は、事業拡大や新規プロジェクトの立ち上げに合わせて、比較的活発に行われる傾向にあります。クライアントの課題に迅速に対応するため、多くの企業が即戦力人材を中心に採用を進める点も特徴のひとつです。
ただし、専門性の高さが求められるプロジェクトにおいては、特定分野への知識や経験を持つ人材であれば、コンサル業界未経験者でも採用される場合があります。特にITや金融など、専門性が明確な領域では採用ニーズが継続的に発生しやすいです。
保有している経験やスキルが採用可否に直結するため、自分の強みや実績を明確に示せる人材ほど、採用のチャンスをつかみやすいといえるでしょう。
外資系コンサルへの転職に向いている方の5つの特徴
外資系コンサルへ転職するのに向いている方の特徴は、主に次の5つです。
課題解決力が高い
クライアントが抱える問題を的確に突き止め、それを解決に導く能力に優れている方は、結果を重視する外資系コンサルの環境に適した人材といえるでしょう。
外資系コンサルの主な役割は、クライアントが抱える経営課題を整理し、最適な解決策を導き出すことです。そのため、表面的な問題だけでなく、課題が生じている背景や原因を論理的に掘り下げ、解決への糸口を見つけるための能力が求められます。
自ら立てた仮説をデータや事実をもとに検証し、解決に導くことに長けた人材であれば、外資系コンサルで活躍できる可能性が高いです。
論理的思考力がある
外資系コンサルは、クライアントが抱える複雑な経営課題を限られた時間内で整理し、筋道立てて説明しなければなりません。そのため、情報を正しく分解し、物事の因果関係を明確化できる論理的思考力がある方であれば、クライアントからの信頼を得やすいでしょう。
結論までのプロセスをわかりやすく説明できる人材は提案内容の説得力も高く、クライアントだけでなく企業からも重宝されやすいです。論理的思考力は、外資系コンサルで成果を出すための重要な資質といえるでしょう。
コミュニケーション能力に長けている
円滑で的確なコミュニケーションが取れる人材は、外資系コンサルとして活躍できる可能性が高いです。
外資系コンサルは、クライアントとの対話を通じて課題の本質を引き出す力が欠かせません。表面的な要望だけでなく、潜在的なニーズを整理し、言語化する力が求められます。そのため、相手や場面に応じて適切に意思疎通ができる人材ほど高評価を得やすいです。
多様な関係者の意見を調整しながら議論を進められるコミュニケーション能力は、課題解決の精度を高める重要な要素となりえます。
英語力が高い
部署や担当プロジェクトによって差はあるものの、外資系コンサルでは業務中に英語を使用する機会があります。特に、海外本社との連携やグローバル案件を担当する場合は、対応に支障をきたさないレベルでの英語力が不可欠です。
ビジネスで通用する英語力を保有している方であれば、そのような場面でもスムーズに対応できるでしょう。なかには英語力が求められない部署もありますが、英語力が高いほど担当できる業務の幅が広がり、外資系コンサルとして活躍できるチャンスも増加します。
プレッシャーに強く忍耐力がある
外資系コンサルは、クライアントから高い成果を求められる場面が多いだけでなく、所属企業からも短期間で結果を出すことが期待されます。
一定のプレッシャーがかかる環境下に身を置くため、周囲からの期待や要望を成長の機会として前向きに捉え、目の前の課題に粘り強く向き合える忍耐力のある人材は、外資系コンサルへの適性が高いといえるでしょう。
プレッシャーに強く、最後までやり切ろうとする遂行力を備えていれば、外資系コンサルとして継続的に実績を積み上げられます。
未経験から外資系コンサルへの転職を成功させるポイント
未経験者が外資系コンサルへの転職を成功させるには、以下で紹介する5つのポイントを押さえておくことが重要です。
志望動機を明確にする
未経験から外資系コンサルへの転職を目指すなら、志望動機を明確にする作業が不可欠です。
外資系コンサルは転職市場でも人気が高く、競争が激化しがちです。加えて、コンサルティングは無形の価値を提供する仕事であることから、転職時には「なぜコンサルなのか」「なぜこのファームなのか」が強く問われます。
そのため、抽象的な動機ではなく、「入社後に何を実現したいのか」「どのように企業へ貢献したいのか」を具体的に言語化することで、企業側に納得感と好印象を与えやすくなるでしょう。
自身の経験を活かせるファームを選択する
未経験から外資系コンサルを目指す場合、自身のこれまでの経験を活かせるファームを選ぶことが成功への近道です。
コンサル業界が未経験であっても、過去に携わってきた業界や業務内容と親和性の高い領域を扱うファームであれば、即戦力として評価されやすくなります。
例えば、製造業・金融・ITなどで専門性の高い知識・スキルや実績を保有している場合は、業界特化型コンサルで強みを発揮しやすいでしょう。また、事業戦略や経営企画、M&A、DX推進などに携わった経験は、コンサル業務と直結するため企業から高く評価されます。
自分のキャリアの延長線上にあるファームを選ぶことで、未経験でも転職を実現させやすくなるでしょう。
企業に貢献できるポイントをアピールする
自分が企業にどのような価値を提供できるかを具体的に示すことも、外資系コンサルへの転職を実現させるうえで非常に重要な要素です。
面接では、これまで培ってきた知識や経験を、応募先ファームの強みや課題と結びつけて説明しましょう。単なる実績紹介に留めず、その経験をどう活かし、どの分野で貢献できるのかまで踏み込んで伝えることで、他の応募者との差別化が図れます。
企業目線での貢献ポイントを明確にすることが、選考通過率を高める鍵となるでしょう。
資格や学位を取得する
資格や学位を取得しておくことは、自身の知識やスキルを客観的に証明する有効な手段のひとつです。
特に未経験者の場合、企業は応募者のポテンシャルを重視する傾向にあります。未経験から外資系コンサルへの転職を叶えるには、第三者が評価できるような具体的な実績を保有しておくことが大切です。
企業から評価されやすい資格や学位の具体例として、以下のようなものが挙げられます。
- USCPA(米国公認会計士)
- MBA(経営学修士)
- TOEIC(スコア800点以上が目安)
特に海外MBAやトップ大学の学位を保有している場合は、業界未経験であっても高い論理的思考力や学習能力を備えていることを証明できるため、ポテンシャル採用につながる可能性が高いです。
外資系コンサルに強い転職エージェントを利用する
外資系コンサルへの転職を成功させるには、専門性の高い転職エージェントを活用するのも有効な手段です。
転職エージェントに登録することで、知識と経験が豊富なコンサルタントから、最新の市場動向の情報や、自身の経歴とマッチング率の高い企業などを案内してもらえます。また、一般には公開されていない非公開求人にアプローチできる点も、転職エージェントを利用する大きなメリットのひとつです。
上述したように、未経験からの外資系コンサルへの転職は、比較的難易度が高めです。単独で転職活動を行うよりも、実績のある転職エージェントのサポートを受けることで選考通過率が高まり、より効率的な転職活動を行えるようになるでしょう。
まとめ:未経験から外資系コンサルへの転職を成功させたい方は、エンワールドへの登録をご検討ください
未経験から外資系コンサルへの転職を目指す場合は、業界の特徴や日系コンサルとの違いを正しく理解し、ポイントを押さえて転職活動を行うことが重要です。
今回紹介したように、自身のアピールポイントを明確化し、これまでの経験を活かせるファームを選択することが、転職を成功へ導く近道といえます。
より円滑に転職活動を進めるには、外資系企業に特化した転職エージェントを利用するのも一案です。
エンワールドは、外資系・日系グローバル企業に特化した転職エージェントです。専門知識を持った専任のコンサルタントが、一人ひとりに合った転職活動を徹底サポートいたします。外資系コンサルの求人も多数扱っているので、外資系コンサルへの転職を成功させたい方は、ぜひ新規会員登録してみてください。
執筆者: エンワールド編集部
外資系・日系グローバル企業のハイクラスに精通するエンワールドの編集部員が、転職やキャリア、日々の仕事のお悩みに役立つ情報を執筆します。