せっかく外資系企業への転職が叶ったのに、入ってみてから後悔したという声を時折耳にします。詳しく状況を調べてみると、そのような人たちには共通点がありました。
この記事では、外資系企業への転職で後悔しないためのコツや、外資系企業への転職を成功させるポイントについて詳しく解説したいと思います。
外資系企業への転職で後悔する原因とは
外資系企業への転職で後悔することは、事前の期待が大きすぎたことが原因している場合があります。ここでは、その代表的な2つの事例をご紹介します。
外資系企業では高い報酬を得ることができる?
外資系企業というと、「報酬が高い」というイメージを持っている人もいるかと思います。人事評価基準に「成果主義」を採用している多くの外資系企業において、成果を出すことができればその分高い報酬を得られるのは事実です。
しかし、これらは実際に成果を出してからでないと付いて来ないものといえます。明確な成果主義制を採用する外資系企業の[1] 給与体系は国内企業とは異なり、ベース給(基本給)とインセンティブ給(歩合給)の2つに分かれており、外資系企業のベース給は必ずしも高いわけではありません。よって、成果が出せなければ転職前より、年収が下がってしまう可能性もあります
外資系企業では充実した余暇を過ごせる?
また、同じように「余暇が充実している」というイメージを持っている人もいるでしょうが、これについても同じことが言えます。もちろん、成果を出していれば時間的な余裕を持つことができ、余暇をすべて自分の時間として使うことが出来るでしょう。
ですが、仕事に対する成果が伴っていなければ、残業をして時間を浪費してしまう可能性もあります。
こうしたことから、「こんなはずではなかった」「イメージと違った」と外資系企業へ転職したことを後悔する人も少なくないようです。
外資系企業へ転職して不満に感じたこととは?
この記事での冒頭でも触れたように、外資系企業に転職して後悔する人たちにはある種の共通点があります。
転職エージェントのエンワールドが、直近5年以内に外資系企業への転職を経験した20代〜50代の男女400人を対象に行ったアンケート調査によると、外資系企業に転職して不満に感じたことのトップ3は以下の通りです。
1位:高い英語力が求められる
2位:仕事の進め方に決まった枠がない
3位:不満に感じていることはない
求められる英語力のレベルは企業や職種によって異なりますが、契約や交渉など実際の業務で求められるレベルが、事前に想定していたものと乖離があるケースもあるようです。
後悔を生まないためにも、自分が転職したい会社や部署の情報は事前によく調べておくようにしましょう。
また、外資系企業では個人に与えられる裁量が大きい傾向にありますが、自分自身で決められることが多い反面、個人によって進め方が異なるため、チームプレーがしづらいと感じる人もいるようです。
▼詳しいアンケート結果を知りたい場合はこちら
https://www.enworld.com/blog/2022/04/business-culture-truth
外資系企業へ転職して満足に感じたこととは?
では、逆にどのような点が外資系企業に転職した後の満足度に繋がっているのでしょうか。同様のアンケートによれば、外資系企業に転職して満足に感じたことのトップ3は以下の通りです。
1位:給与などの待遇面
2位:年齢や性別による待遇差がない
3位:仕事の進め方に決まった枠がない
先にも述べましたが、外資系企業では人事評価基準に成果主義を採用しており、自身の出した成果が給与に直結するケースも多いです。そのため、実力があれば高収入を目指すことができるでしょう。
また、性別や年齢、在籍年数にかかわらず昇進・昇格が可能であり、女性の管理職も日本企業に比べて多いことから、評価の公平性に対する満足度は高い傾向にあるようです。
仕事の進め方や裁量権に関しては、賛否両論あるようですが、ポジティブに捉えている人の割合の方が若干高くなっています。効率性を追求しながら自分のやりやすい方法で業務を進めることができるなど、個々のパフォーマンスを引き出すことを重視している点が高評価に繋がっているようです。
▼詳しいアンケート結果を知りたい場合はこちら
https://www.enworld.com/blog/2022/04/business-culture-truth
外資系企業へ転職する際に重要なポイント
最後に、外資系企業への転職で後悔しないために押さえておきたいポイントを解説します。
応募先企業の事前リサーチは入念に
外資系企業に転職した人の中には、その企業風土や職場の風土に馴染めずに辞めてしまう人もいます。こういった後悔を生まないためにも、事前に応募先企業の情報収集を行って自分の知識やスキルが活かせるかどうか確認しておきましょう。
企業ごとはもちろん、職種によっても求められる知識やスキルは異なるので、自分の応募する職種についても入念に調べた上で転職するかどうかを決めましょう。
外資系企業に特化した転職サイトや転職エージェントを選ぶ
大手の転職サイトや転職エージェントの場合、外資系企業への転職を専門として扱っているわけではありません。もしも外資系企業や日系グローバル企業への転職を希望しているのであれば、出来るだけ外資系企業に特化したところを選ぶようにするとよいでしょう。
まとめ
外資系企業へ転職すると言っても、成功するケースもあれば、後悔するケースもあります。それは日系企業への転職でも同様です。満足度の高い転職を叶えるためには、事前のリサーチや自己を磨くということが大切になってくるでしょう。
また、外資系企業や日系グローバル企業に転職するのであれば、外資系企業や日系グローバル企業に特化した転職サイトや転職エージェントを活用することをお勧めします。
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”外資系企業の”ではなく、”明確な成果主義制を採用する外資系企業の”ではないでしょうか。言葉のチョイスなどより良いものがございましたら反映の上、この箇所を訂正ください。
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