外資系企業をターゲットに転職活動を行う際、「自分に合った企業の選び方がわからない…」「入社後に後悔しないためにどうすればよいのか?」と思っている人も少なくはないでしょう。
そこでエンワールドでは、直近5年以内に外資系企業への転職を経験した20代〜50代の男女400人を対象にアンケート調査を実施しました。リアルな声をもとに、転職の決め手となった手法や気を付けたい注意点などを紹介します。
外資企業の転職活動で、「後悔したことがある人」は半数近く!
外資系企業への転職を経験した20代〜50代の男女400名に転職活動について質問したところ、転職活動で利用した手法に対し、「後悔している」と回答した人は47.3%にのぼり、全体の半数近いことがわかりました。
転職サイトなどの便利なツールを利用した半面、誰からもアドバイスを受けず自分自身の判断で進めてしまった事が原因な方も多いようです。
後悔した理由としては、「転職までのペースが速すぎた」(33.9%)がトップに。さらに、僅差で「自分の転職ニーズに合っていなかった」(33.3%)が並びます。以降、「複数の手法を利用した結果、調整や対応が大変だった」(29.1%)、「自分の年齢に合った求人が少なかった」(25.9%)、「転職までのペースが遅すぎた」(24.3%)などの回答が続きます。
自分の想定よりも転職活動のペースが速すぎたり、遅すぎたりすることによる弊害としては、「現職の業務と転職活動を並行することが難しい」「準備不足になってしまう」「モチベーションが維持できない」「転職時期が読めず、スムーズな移行ができない」などが挙げられます。ペースをつかめないことで、冷静な判断ができないケースや、面接などでのパフォーマンスを下げてしまい、自分の転職ニーズに合っていない企業を選択してしまうケースもあるようです。
また、複数のサービスや手法を利用したために、「連絡すべき窓口が増えて、やりとりが煩雑になる」「各所で応募を並行しているため、面接などの日程調整が複雑になってしまう」など、かえって苦労をするケースもあるようです。
後悔しないためにも、みなさんの失敗談を転職方法別に紹介します。ここには第三者の介在価値がそれなりにありそうです。
二度と後悔したくない!参考にしたい失敗談
「転職サイト」を利用した人の失敗談
- 緊張して面接でうまく話せなかった。しっかり準備をしてコミュニケーションを図るべきだった(20代・女性)
- 語学力を慌てて高めることがつらかった。どれくらいのスキルが必要なのか理解できていなかった(30代・男性)
- 法規制や社内倫理が整っていないベンチャー企業へ転職してしまった。よく情報収集し、精査した上で、いろいろな企業を受けるべきだった(30代・男性)
- 自分ではしっかり求人を見つけられず、ほかにも良さそうな企業があったことに気づいた。転職エージェントと同時活用すればよかった(20代・女性)
- 転職サイトに掲載されていた情報と実際の状況では、食い違いが多々あった(20代・男性)
「転職エージェント」を利用した人の失敗談
- 興味のない業界でも勧められるまま面接を受けていたので、もっとストレートに自分の意思を伝えればよかった(30代・男性)
- 面接シミュレーションが十分でなかった。模擬面接などを頼み、事前の対策を入念にしておけばよかった(20代・男性)
- もう少しいろいろな会社を比較してもよかったかも。自分の意見を伝えたらよかった(20代・女性)
- 転職エージェントの言うことをうのみにせず、自分でもっと調べるべきだった(40代・男性)
「リファラル採用」を利用した人の失敗談
- 待遇が期待値以下だった。もっとさまざまな企業を検討すればよかった(20代・男性)
- もっと時間をかけて企業比較をすれば、もっと良い条件の会社があったかも。いろいろな企業を調べておけばよかった(40代・男性)
- もう少し給与の交渉をすべきだった(20代・男性)
転職サイトを利用した人では、情報収集不足や面接対策ができていなかった、求人をうまく見つけられなかった、転職エージェントも利用すればよかった、といった声が目立ちます。
転職エージェントを利用した人では、もっと自ら積極的に意思を伝えて行動すればよかったという声が。リファラル採用を利用した人では、待遇面など給与の交渉をすればよかった、時間をかけてもっとよい条件の会社を探せばよかった、といった声がありました。
また、失敗談の中には「選考時、英語に対応できず、もっと勉強しておけばよかった」といった、英語のスキル不足を失敗として挙げる人も。また、「ヘッドハンティングで転職したが、給与形態をくわしく聞いておけばよかった」という声もありました。さらに、「SNSを利用したが、プロセスのスピードが速く、冷静に考える時間がなかった」というように、自分のペースをつかめなかった人も少なくはないようです。
転職方法は? 決め手となるのは「転職サイト」「転職エージェント」
外資系企業への転職を経験した20代〜50代の男女400名に転職の決め手となった方法について質問したところ、「転職サイト」(36.3%)を活用したとの回答がもっとも多く、全体の4割近くを占めました。次いで、「転職エージェント」(25.3%)、「リファラル(紹介での転職)」(11%)が続きます。
一方、「ヘッドハンティング」(5.8%)、「企業サイトから直接応募」(2.5%)、「LinkedIn(リンクトイン)などのSNS」(1.8%)は、1割以下と少ない割合でした。外資系企業をターゲットにした場合でも、一般の転職活動と同じく、「転職サイト」や「転職エージェント」を役立てるケースが多いようです。
「転職サイト」「転職エージェント」を使うメリットとは?
転職サイトや転職エージェントを使うメリットについて、実際に使った人の声を紹介します。
「転職サイト」のメリット
- 企業の掲載数が多い(20代・男性)
- 自分のペースで活動できる(20代・女性)
- 最新の求人情報をいち早く取り入れることができた(30代・男性)
- 全国の求人情報を見ることができる(20代・男性)
- 事前に条件面の確認がしやすい(40代・男性)
- たくさんの会社を比較、検討できたこと(20代・女性)
- 検索すれば自分が興味ある求人を簡単に見ることができる(30代・男性)
「転職エージェント」のメリット
- 数多くの求人から、自分にマッチする企業を客観的に紹介してくれた(20代・男性)
- 求人サイトでは見ることができない非公開の求人案件を紹介してくれた(20代・女性)
- きめ細かいサポートをしてくれて、フィードバックももらえた(30代・男性)
- 紹介されなければ、自分から応募しようとは思わなかった(40代・男性)
- 転職活動のポイントや、自分の希望・スキルについてのアドバイスももらえた(40代・女性)
転職方法の決め手としてトップに挙げられた「転職サイト」については、企業掲載数の多さと選びやすさ、情報の鮮度、自分のペースに合わせて活動できることなどをメリットとする声が多く見られました。
一方、2位の「転職エージェント」は、非公開求人を紹介してもらえることに大きなメリットを感じている人が多くいました。また、年収などの条件交渉や企業選びだけでなく、面接対策のアドバイス、長期的なキャリア形成まで、きめ細かなサポートをしてくれることなどの声も多く、転職活動における各段階でさまざまな支援を受けられる点もメリットとなっています。
外資系企業への転職活動に不安を感じたら「エンワールドの転職サポート」
今回の調査では、外資系企業の転職活動で利用した手法に対し、「後悔している」と回答した人が全体の半数近く(47.3%)にものぼっていることがわかりました。企業探しから、情報収集、面接対策、そして、転職活動のペース配分まで、さまざまな面で、「自分一人の力では難しかった」と後悔するケースが多いようです。
転職活動で後悔しないためにも、多様な側面をサポートしてくれる転職エージェントを上手に活用してみることも一つの手法といえるでしょう。
外資系企業への転職を支援するエンワールドでは、入社後にご活躍いただくことを一番に考え、入念なヒアリングをもとに中長期のキャリアを見据えたお仕事の紹介やアドバイスを行っています。
また、ご自身では調べきれない企業情報の提供や、面接対策、スケジューリングからキャリア相談まで、幅広くフォローしています。転職後も定着に向けて1年間しっかりとサポートします。
現在、外資系企業への転職活動を進めている方も、これから活動をスタートする方も、まずはエンワールドに相談してみませんか?
調査タイトル:生活に関するアンケート
調査方法 :インターネットリサーチ
調査期間 :2021年1月15日~19日
調査対象 :5年以内(2016年以降)に外資系企業に転職した経験がある20代~50代の男女 400人
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