英語が話せなくても海外転職できる?おすすめの仕事9選を紹介!

外資系転職アドバイス 転職時のポイント・注意点
2024.06.11
英語が話せなくても海外転職できる?おすすめの仕事9選を紹介!

英語が話せないものの、海外で働くことに憧れている人は多いのではないでしょうか。海外には、英語が話せなくても働ける仕事があります。ただし、人によっては年収やキャリアが下がる恐れがあるため、慎重に選ばなくてはなりません。



本記事では、英語が話せなくても海外転職ができるかどうか、おすすめの仕事や転職方法を解説します。「英語が話せないけれど海外生活に憧れている」という方は、参考にしてください。

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英語が話せない人でも海外転職できる?

英語が話せない人でも、海外で働くことは可能です。後ほど紹介しますが、ツアーガイドのように顧客が日本人であるサービス業や日本企業の海外法人などは、日本語でコミュニケーションを取る機会が多いため、あまり英語を話せなくても問題ありません。

また、英語を公用語としていない国では、英語が話せなくても問題にならないケースはあります。

ただし、働く分に問題がなくても、日常生活において困るケースも出てくるでしょう。したがって、英語が話せない状態で海外で働く場合は、現地で言語を習得する必要があります。

英語が話せない人でも海外転職しやすい仕事9選

英語が話せない人でも、海外で働きやすい仕事は次の9つです。

  • コールセンター
  • 日本人向けのツアーガイド
  • ウエイター・ウエイトレス
  • 日本食レストランのオーナー・料理人
  • 日本語教師
  • ホテルの客室清掃員
  • 営業
  • エンジニア
  • Web・SNSマーケティング

上記は、サービスを提供する、あるいはコミュニケーションを取る相手が日本人であるため、ほとんど日本語で働くことが可能です。

コールセンター

コールセンター業務とは、受注や返品の受付や疑問点、使用方法などについて顧客や見込み客からの問い合わせに対応する業務です。東京や大阪といった大都市部にある企業では、顧客からの問い合わせに対応するコールセンターなどの部署を、地価や物価の低い地方に設置するケースもあります。

そして、このコールセンターの設置場所が海外に広がったり、日本向けサービスを行う現地企業が日本人からの問い合わせを受け付けたりすることで、英語ができない人に対する転職の可能性が広がっているようです。

日本人向けのツアーガイド

ハワイやグアムなど日本人観光客が多く集まる地域では、日本人向けのツアーガイドとして仕事につくことも可能でしょう。日本人のお客様にとっては、日本語でやりとりできることが安心感につながります。このように、日本人向けのツアーガイドは、日本語のネイティブスピーカーであることが大きな強みとなる仕事です。

ウエイター・ウエイトレス

レストランなどの飲食店では、ほとんど英語を必要としないで働くことが可能なケースもあります。なぜなら、相手が日本人観光客であればもちろんですが、英語圏のお客様であっても話す内容が限られているためです。

ウエイターやウエイトレスは業務の特性上、複雑な会話をする必要性が低く、定型的な意思疎通ができれば問題ないと言えるでしょう。

日本食レストランのオーナー・料理人

日本食レストランのオーナーや料理人として海外で働くことも、十分に可能です。オーナーであれば、レストランを立ち上げる際には通訳など現地の言葉を話せる人を挟む必要があるとしても、その後は日本語がわかる人を雇うことで英語によるコミュニケーションを回避できるでしょう。

また、料理人として働く場合でも、店員は日本人か日本語がわかる人が多いため、英語ができなくても大きな問題にはならないでしょう。お客様には、日本語が話せない人も多いでしょうが、英語ができるスタッフに対応を任せることも可能でしょう。実際に、日本語しか話せない人が料理人として、海外で働く例は多くあります。

日本語教師

日本語教師は、現地の人に日本語を教えるのが仕事です。そのため、基本的には現地語を話せる必要があるでしょう。一方で、日本の英語教室を思い浮かべるとわかりやすいかもしれませんが、ほとんどの場面において英語が使われるケースもあります。

同様に、海外の日本語教室でも現地語を必要としない日本語教師の仕事もあるのです。いっさい現地語を話さない日本語教室や、現地語が話せる日本語教師のサポート的なポジションであれば、日本語しか話せない人でも採用される可能性があります。

ホテルの客室清掃員

ホテルの客室清掃員は、客室の掃除やベッドメイキング、備品の補充を行います。海外では、一人で一部屋担当したり、一つのタスクだけ割り当てられたりと、他の清掃員とコミュニケーションを取る必要がありません。そのため、英語が話せなくても仕事ができる可能性が高いといえます。ただし、清掃員としてのスキルが必要なため、日本で事前に経験しておくとよいでしょう。

日本人向けサービスを提供する企業

日本人向けサービスを提供する企業は、英語を話せなくても働けます。例えば、次のような仕事が当てはまります。

  • 営業
  • エンジニア
  • Web・SNSマーケティング

営業

営業先が日本企業や日本人顧客の海外企業では、英語よりも日本語を話せることが重視されるため、英語が話せなくても働けます。現地の社員も日本語を話せる人が多く、通訳がいるケースもあるため、社内でのコミュニケーションもあまり問題ないでしょう。日本での営業経験があると、力を発揮できるはずです。

関連記事:営業職の職務経歴書の書き方とコツ

エンジニア

エンジニアは、自分の業務をこなせれば、日常会話レベルの英語力で社内コミュニケーションが可能なため問題ないとされています。TOEICスコアとしては400点が目安です。

日本企業向けのサービスを提供しているIT企業だと、クライアントとコミュニケーションを取るシステムエンジニアとしても活躍できるでしょう。ただし、日本企業でエンジニアとして働いた経験がないと業務をこなせないため、現在エンジニアとして活躍している人向けです。

関連記事:エンジニアが海外転職する方法|メリット・デメリットから注意点まで解説

Web・SNSマーケティング

日本企業向けにWeb・SNSマーケティングのサービスを提供している海外企業では、英語力よりも日本語を話せることが求められます。日本でマーケティング職に就いている方は、スキルと経験を活かせるでしょう。

英語が話せない人のための海外転職の方法

英語が話せない人は、次の方法を使って海外転職し、英語力を磨きながら働くことが可能です。

  • ワーキングホリデーで働く
  • アルバイトで働く

ワーキングホリデーで働く

ワーキングホリデーとは、協定を結んでいる国との間で、長期滞在が可能となるビザ制度のことです。18歳から30歳まで(一部を除く)と年齢制限はありますが、最長1~32年間にわたって相手国に滞在し、旅行や勉強だけでなく就労もできます。

年齢制限をフルに活用すれば、1年から32年の海外転職を多数回経験することも可能です。(

国ごとで条件が異なるため、詳細は外務省や大使館のHPよりご確認ください)いろいろな国で、観光ではない暮らしと仕事を体験したい人にはピッタリの制度といえるでしょう。

ワーキングホリデーで就ける仕事には、レストランのウエイターやウエイトレス、厨房のスタッフ、各種ショップ店員、ツアーガイド、日本語教師など、先に述べた「あまり語学力を必要としないもの」が多くあります。

アルバイトで働く

ワーキングホリデーの協定がない国で働きたい場合や、留学先の国で働きたいという場合はアルバイトを探すのも手段のひとつでしょう。アルバイト自体が主に学生向けのものであることから、留学生がアルバイトするケースは少なくありません。ただし、学生ビザではアルバイトすらできないケースもあります。

アメリカのように学内のみアルバイト可の国もあれば、オーストラリアのように2週あたり最大480時間まで可というように大きく異なるため、国別の条件を確認することが重要です。

日本人向けのアルバイトには、ワーキングホリデーでの就労と同じように、日本食レストランのスタッフやホテルの清掃スタッフといった語学力を要しないものもあります。

英語が話せない人が海外転職で得られるメリット

英語が話せない人が海外転職をして得られるメリットは、次の3つです。

  • グローバルな視点が身につく
  • 精神が鍛えられる
  • その後のキャリアにつなげられる

グローバルな視点が身につく

日本の常識は世界の非常識などといわれることもあるようですが、海外転職をすることでグローバルな視点を身につけることが可能となります。そこでは、異なる考え方に触れたり、その違いに感動を覚えたりすることもあるでしょう。

また、外から日本を見ることで、今まで気がつかなかった祖国の良さや課題について考える機会が増えることもメリットのひとつといえるでしょう。

精神が鍛えられる

国境を越えて転職するということは、言うまでもなく国内の職場へ転職するのとは異なる部分が多くあります。勤務先の内部では日本語だけで働けたとしても、外では意思疎通に困ることが珍しくないため、生活のための最低限の英語を習得するまではストレスを感じることもあるかもしれません。

最初は知り合いがいないケースも多いでしょうから、周りに簡単に助けを求められるわけでもありません。そうした環境下で暮らすうちに、精神力が鍛えられるのもメリットのひとつといえます。

その後のキャリアにつなげられる

グローバル人材が少ない日本において、海外で働いた経験は、転職市場で強みのひとつとして評価される傾向にあります。ただし、重要なことは海外での仕事内容やどのような活躍をしたかであって、海外勤務をした事実ではありません。

そのため、海外で働くときは、その先のキャリアを見据えた選択が重要といえます。また、明確な目的があることで困難を乗り越えることも可能となるでしょう。

英語が話せない人の海外転職におけるデメリットと英語力があった方がよい理由

英語が話せない人が海外転職すると、デメリットを感じることがあります。ここでは、デメリットとともに、英語力があった方がよい理由を3つ紹介します。

  • 海外での日常生活を送りやすくする
  • より高い年収の職種を狙える
  • 同僚や上司と信頼関係を構築しやすくなる

海外での日常生活を送りやすくする

海外転職に成功しても、英語を話せないと日常生活をスムーズに送れない可能性があります。海外は、日本の環境と大きく異なるため、生活のなかで困ったことが起きた時、助けを求めなくてはなりません。英語を話せないと必要なコミュニケーションが取れず、問題を解決できません。

そのため、日常生活を送るうえで困らない程度の英語力を身につける必要があります。TOEIC700点程度の英語力があれば、日常生活におけるコミュニケーションに困る場面を減らせるので、少しでも英語力を磨いておくことをおすすめします。

より高い年収の職種を狙える

英語が話せなくてもできる仕事はありますが、人によっては日本で働いていたときよりも年収やキャリアが下がる可能性があります。

英語が話せると、選べる仕事の幅が広がるため、より高い年収の職種を狙えるようになります。海外転職と年収アップを同時に叶えたい場合は、英語力を磨いたうえで海外転職に挑戦しましょう。なお、海外転職で年収アップを目指す場合は、TOEIC800点以上の英語力が目安となります。

同僚や上司と信頼関係を構築しやすくなる

英語が話せないと、同僚や上司とうまくコミュニケーションが取れず、業務に支障をきたすケースがあります。

英語力があると、円滑にコミュニケーションを取れるため、業務で問題が起きても相談がしやすくなり、解決につなげられるでしょう。また、社内での信頼関係構築にも役立ちます。

英語力を鍛えるなら外資系企業への転職がおすすめ

英語が話せなくても海外転職は可能ですが、英語力があった方がよいことは明らかです。英語力に自信がない方は、日本企業から外資系企業に転職し、英語力を鍛えてみてはいかがでしょう。

以下のデータから、外資系企業への転職において、2割以上の方が転職後に英語力が上がっていることがわかります。

引用:外資系企業で求められる英語レベルはどのくらい?

入社前は初級・日常会話レベルだった人たちの英語力がアップしており、英語力向上が見込めます。

外資系企業・日系グローバル企業に特化した転職エージェントであるエンワールド・ジャパンでは、応募者の方の経験やスキルに応じた求人を紹介できます。外資系企業に興味が湧いた方は、ぜひエンワールド・ジャパンの無料面談をご利用ください。

まとめ

英語が話せなくても海外で働くことは可能ですが、選べる職種が限られるため、人によっては年収やキャリアが下がる恐れがあります。海外転職に成功したとしても、日常生活では英語力が必要となり、慣れない環境と仕事のなかで英語を身につけなければならなくなります。

海外転職を成功させ、憧れの海外生活を充実させるためには、英語力があった方がよいでしょう。そこで、英語力を鍛えるためにも、海外転職の前に外資系企業を経験しておくことをおすすめします。

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