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海外で働くことを視野に入れる際、英語に対する不安を抱く方は少なくありません。しかし、英語が話せなくても海外で働くことは可能です。
一方、人によってはキャリアや年収が下がってしまう恐れがあるため、慎重な判断が不可欠です。
本記事では、英語が話せない人が海外で働く方法と、英語力がなくてもできる仕事を紹介します。海外で働くメリットや注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。
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英語が話せない人でも海外で働くことはできる?
英語が話せない人でも、海外で働くことはできます。ツアーガイドのように顧客が日本人であるサービス業や日本企業の海外法人などは、日本語でコミュニケーションを取る機会が多いため、あまり英語を話せなくても問題ありません。 また、英語が公用語ではない国は珍しくありません。そのような国では、英語が話せなくても問題にならない場合があります。 ただし、働くうえでは問題がなくても、現地の言葉を話せないままでは、日常生活で困る場面が出てくるでしょう。そのため、英語が話せない状態で海外で働く場合は、現地で言語を習得する必要があります。 海外で働く際には、英語力の高さだけでなく、経験や実績が評価される傾向があります。日本企業で培った専門性やマネジメント能力などのスキルをアピールできれば、英語が話せなくても海外で働いたり、キャリアを積んだりすることが可能です。 なお、英語力が必要か否かは仕事によって大きく異なります。「英語を話せなくても海外で働きたい」と考えている方は、次の章を参考にしてください。
英語が話せない人でも海外で働きやすい仕事12選
英語が話せない方でも海外で働きやすい仕事12選は以下のとおりです。
- 日本語対応のコールセンター
- 日本人向けの旅行業
- 日本食レストランのオーナー・料理人
- 日本語教師
- ホテルの客室清掃員
- ドライバー
- 農業(ファームジョブ)
- 日系企業の現地法人勤務
- 日本人向け営業
- 製造技術職
- エンジニア
- Web・SNSマーケティング
上記は、英語を使う業務が少ない、あるいはコミュニケーションを取る相手が日本人であるため、ほとんど日本語で働くことが可能です。
日本語対応のコールセンター
日本語対応のコールセンターとは、主に日本企業の顧客や見込み客からの受注・返品の受付、疑問点・使用方法といった問い合わせに対応する業務です。東京や大阪などの大都市部にある企業では、顧客からの問い合わせに対応するコールセンター部門を、地価や物価の低い地方に設置する場合があります。 このような企業では、基本的に英語を話せなくても問題なく働けます。英語ができない方にとって、転職先における選択肢の一つといえるでしょう。
日本人向けの旅行業
ハワイやグアムなどの日本人観光客が多く集まる地域では、日本人向けのツアーガイドとして仕事に就くことも可能です。 日本人のお客さまにとっては、日本語でやりとりできることが安心感につながります。このように、日本人向けのツアーガイドは、日本語のネイティブスピーカーであることが大きな強みとなる仕事です。 また、ツアー企画・ツアーオペレーターなど、日本人観光客向けの旅行商品を企画手配する仕事は、旅行者と直接接するよりも裏方業務が中心となるため、日本語力や企画手配の経験が活かせる職種です。
日本食レストランのオーナー・料理人
英語が話せない方でも、日本食レストランのオーナーや料理人として海外で働くことが可能です。オーナーの場合、レストランを立ち上げる際には現地の言葉を話せる通訳を挟む必要があるとしても、その後は日本語がわかる人を雇うことで英語によるコミュニケーションを回避できます。 また、料理人として働く場合でも、店員は日本人か日本語がわかる人が多いため、英語ができなくても大きな問題にならない職場も少なくありません。お客さまには、日本語が話せない人も多いでしょうが、英語ができるスタッフに対応を任せることも可能です。実際に、日本語しか話せない人が料理人として、海外で働く例は多くあります。
日本語教師
日本語教師は、現地の人に日本語を教える仕事です。日本の英語教室を思い浮かべるとわかりやすいかもしれませんが、ほとんどの場面において英語が使われます。日本語学校でも、生徒とは主に日本語でコミュニケーションをとるため、英語が話せなくても問題がない場合が多いです。 教室内では一切英語を話さない日本語教室や、現地語を話せる日本語教師のサポートを行うようなポジションであれば、日本語しか話せない人でも採用される可能性があります。
ホテルの客室清掃員
ホテルの客室清掃員は、客室の掃除やベッドメイキング、備品の補充などを行う仕事です。海外では、一人で一部屋を担当したり、特定のタスクだけ割り当てられたりなど、他の清掃員とコミュニケーションを取る必要性があまりありません。 そのため、英語が話せなくても仕事ができる可能性が高いといえます。ただし、清掃員としてのスキルが必要なため、事前に日本で経験しておくとよいでしょう。
ドライバー
運転手や配達員などのドライバーも、英語が話せなくても働くことができる場合が多い仕事です。特に、配車サービスが普及している地域であれば、アプリ経由でやり取りの多くが完結するため、英語が話せなくても業務を行えます。 また、日本人観光客が多い地域では、日本語でコミュニケーションをとれることが多いです。お客さまが現地の方であっても、挨拶ができれば基本的に問題ありません。
農業(ファームジョブ)
農業(ファームジョブ)は、農場で農作物の収穫やパッキングなどを行う仕事です。カナダやオーストラリア、ニュージーランドで行われることが多いです。 体力があるか、丁寧に作業を行えるかといった点が重視されるため、高い英語力がなくても採用されやすいという特徴があります。黙々と進める作業が多いほか、指示もシンプルな傾向があることから、英語力に自信がない方の海外就業の第一歩として人気の働き方です。
日系企業の現地法人勤務
主に、経理・人事・総務などの管理部門において、日本本社向けのレポート作成や日本人駐在員のサポートが主な業務であれば、実務において日本語が中心となります。ただし、現地スタッフとのやり取りでは現地語や英語を使う場合もあります。
日本人向け営業
営業先が日本企業や日本人顧客を多く持つ海外企業では、日本語力が重視されるため、英語が話せなくても業務に支障がなく働ける場合があります。日本語を話せる現地社員が多く、通訳が在籍する場合もあるため、社内でのコミュニケーションもあまり問題ないでしょう。 例えば、タイやベトナムなどに進出している日本の物流会社・IT企業・商社は少なくありません。このような企業では、日本の本社や日本人駐在員などを顧客として持つ場合が多く、基本的に日本語で商談をおこなうため、日本で培った営業力をを発揮できるはずです。
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製造技術職
製造技術者は、特にドイツや台湾、米国の製造企業や日系工場で活躍できる職種です。英語を話せるかよりも、技術力や専門性などが重視される傾向があります。 また、作業手順がマニュアル化されている現場も多く、複雑な英語のコミュニケーションを必要としないため、海外転職がしやすい仕事といえます。
エンジニア
エンジニアは、機械やシステムの設計・開発・保守などを担う仕事です。エンジニアは自分の業務をこなせれば、日常会話レベルの英語力で社内コミュニケーションが可能な場合が多いのが特徴です。 日本企業向けのサービスを提供しているIT企業であれば、顧客とコミュニケーションをとるシステムエンジニアとしても活躍できるでしょう。
関連記事:エンジニアが海外転職する方法|メリット・デメリットから注意点まで解説
Web・SNSマーケティング
日本企業向けのマーケティングサービスを提供している海外企業では、英語力よりも日本語での対応が求められる場合がほとんどです。日本でWeb・SNS系のマーケティング職に就いている方は、スキルと経験を活かせるでしょう。
英語が話せない人が海外で働くことで得られるメリット
ここでは、英語が話せない人が海外で働くことで得られるメリットを3つ紹介します。
グローバルな視点が身につく
「日本の常識は世界の非常識」といわれることもあるようですが、海外で働くとグローバルな視点を身につけられます。異なる考え方に触れたり、その違いに感動を覚えたりすることもあるでしょう。 また、海外から日本を見ることで、今まで気がつかなかった祖国のよさや課題について考える機会が増えることもメリットの一つといえるでしょう。
精神力を鍛えられる
海外転職では、国内の職場へ転職するのとは異なる部分が多くあります。職場では日本語だけで働けたとしても、外では意思疎通に困ることが珍しくないため、生活のため最低限の英語を習得するまではストレスを感じることもあるかもしれません。 最初は知り合いがいない場合も多く、周りに簡単に助けを求められるわけでもありません。そうした環境下で暮らすうちに、精神力が鍛えられるのもメリットの一つといえます。
キャリアの選択肢の幅を広げられる
グローバル人材が少ない日本において、海外で働いた経験は、転職市場で強みの一つとして評価される傾向にあります。ただし、重要なのは海外勤務の事実ではなく、海外での仕事内容やどのような活躍をしたかです。 そのため、海外で働くときは、その先のキャリアを見据えた選択が重要といえます。また、明確な目的があることで、多少の困難に直面しても乗り越えやすくなるでしょう。
英語が話せない人が海外で働く際の注意点
英語が話せなくても海外で働くことは可能ですが、渡航後も話せないままの状態が続くと、キャリアや日常生活に支障が生じる場合があります。 ここでは、英語が話せない人が海外で働く際の注意点を紹介します。
日常生活に支障が生じる場合がある
海外で働けたとしても、英語を話せないと日常生活をスムーズに送れない可能性があります。海外は日本の環境と大きく異なり、生活のなかで困ったことが起きたときには周囲に助けを求めなくてはなりません。しかし、英語を話せないと必要なコミュニケーションが取れず、問題を解決できません。 そのため、日常生活を送るうえで困らない程度の英語力を身につける必要があります。英語力を身につければ、日常生活におけるコミュニケーションに困る場面を減らせます。
年収やキャリアが下がる可能性がある
英語が話せなくてもできる仕事はありますが、人によっては日本で働いていたときよりも年収やキャリアが下がる可能性がある点に注意が必要です。 英語が話せると、選べる仕事の幅が広がるため、より条件がよい仕事への転職を目指せます。そのため、年収アップも叶えたい場合は、英語力を磨いたうえで海外転職に挑戦するのがおすすめです。 なお、職種やポジションによって異なるものの、海外転職で年収アップを目指す場合は、TOEIC800点以上の英語力が目安となります。
業務課題の解消が難しい場合がある
英語が話せないと、同僚や上司とうまくコミュニケーションが取れず、業務に支障をきたす場合があります。 一方、英語力があれば円滑にコミュニケーションを取れるため、業務で課題が起きても相談がしやすくなり、解決につなげられるでしょう。また、社内での信頼関係構築にも役立ちます。
英語を話せない人が海外で働く方法
ここでは、英語を話せない人が海外で働く方法を2つ紹介します。
ワーキングホリデーで働く
ワーキングホリデーとは、協定を結んでいる国との間で、長期滞在が可能となるビザ制度のことです。年齢制限(一部を除き18歳から30歳まで)がありますが、最長1〜3年間にわたって相手国に滞在し、旅行や勉強だけでなく就労もできます。 年齢制限をフルに活用すれば、1年から3年の海外転職を多数回経験することも可能です。さまざまな国で、観光ではない暮らしと仕事を体験したい方に合った制度といえるでしょう。 ワーキングホリデーで就ける仕事は、レストランのウエイターやウエイトレス、厨房のスタッフ、各種ショップ店員、ツアーガイド、日本語教師など多岐にわたります。先に述べた英語が話せなくても働きやすい仕事が多いのが特徴です。
※国ごとで条件が異なるため、詳細は外務省や大使館のホームページよりご確認ください。
アルバイトで働く
ワーキングホリデーの協定がない国で働きたい場合や、留学先の国で働きたいという場合はアルバイトを探すのも選択肢の一つです。ただし、学生ビザではアルバイトができない場合もあるため、事前に国別の条件を確認することが重要です。 日本人向けのアルバイトには、ワーキングホリデーでの就労と同じように、日本食レストランのスタッフやホテルの清掃スタッフといった英語力を要しないものもあります。
英語を話せない人が海外で働くなら外資系企業への転職がおすすめ
英語が話せなくても海外で働くことはできますが、将来性やキャリアアップを重視するなら、英語力を鍛えられる外資系企業への転職を検討するのがおすすめです。 職種やポジションによって異なるものの、外資系企業ではさまざまな国籍の人々とコミュニケーションをとる機会が多いほか、社内公募制度を活用して実際に海外で働くことも可能です。 英語力に自信がない方は、日本企業から外資系企業に転職し、英語力を鍛えてみるのもよいでしょう。 エンワールドの調査では、外資系企業への転職において、2割以上の方が転職後に英語力が上がっていることがわかりました。転職前の英語力についてBasic(初級)と回答した方が20.4%を占めていたものの、入社後はビジネスレベル以上が約6割を占めています。 外資系企業・日系グローバル企業に特化した転職エージェントであるエンワールドでは、応募者の方の経験やスキルに応じた求人をご紹介しています。外資系企業に興味が湧いた方は、ぜひエンワールドの無料面談をご利用ください。
参考:外資系企業で求められる英語レベルはどのくらい? | エンワールド
英語が話せなくても海外で働きたい場合によくある質問
Q. 英語が話せなくても、海外でキャリアアップを目指せますか?
A. 英語が話せない場合でも、国や職種によっては海外でキャリアアップを目指せる可能性があります。例えば、日本企業の海外拠点や日本人顧客を担当する仕事では、日本語での業務経験や専門知識が評価される場合があります。一方で、職種によっては選択肢が限定され、年収やキャリアの幅に影響する可能性もあります。
海外で働くことを目指す場合は、英語力だけで判断せず、これまでの経験や専門性を活かせる国・企業・職種を探すことが重要です。そのうえで、業務に必要な英語や現地語を少しずつ身につけるなど、将来のキャリアを見据えて準備することをおすすめします。
Q. 英語が話せなくても、キャリアを積んだミドル世代も海外転職はできますか?
英語が話せなくても、これまで培ってきた専門性や実務経験を活かして海外転職を目指すことは可能です。特に、営業、製造、技術、管理職などでは、これまでの経験や専門知識が評価される求人もあります。ただし、求められる語学力は国や企業、職種によって異なります。
海外転職を検討する際は、英語力だけで求人を判断するのではなく、自身の経験やスキルを活かせるポジションを探すことが重要です。そのうえで、実際の業務で必要となる語学力や使用頻度を確認し、必要に応じて語学力を高めていくことをおすすめします。
Q. 海外転職を目指す場合、英語以外に習得すべきスキルや経験はありますか?
A. 海外転職では、英語力に加えて、応募する職種に関連する専門性や実務経験が重要です。営業・技術・IT・財務・人事などの経験に加え、成果や実績を具体的に説明できることも評価につながります。海外転職では「海外で働いた経験」そのものではなく、「どのような課題を解決し、どのような成果を上げたか」が重要視される傾向があります。
これまでのキャリアを振り返り、専門スキルやマネジメント経験、海外との業務経験などを整理しておくことをおすすめします。英語力に不安がある場合でも、まずは自身の強みを活かせる求人を探し、業務で必要となる語学力を確認しながら準備を進めるとよいでしょう。
まとめ
英語が話せなくても海外で働くことはできますが、キャリアの選択肢を広げるためには、転職前や現地で暮らすなかでも英語力を習得する努力が必要です。現地の人々とのコミュニケーションを重ねるうちに、英語力が磨かれることは珍しくありません。 また、海外で働き活躍したいなら、英語を必要としない仕事に就くだけでなく、外資系企業でスキルを磨き、英語力を身につけるのも選択肢の一つです。外資系企業ではさまざまな国籍の人々と関わる機会が多く、実際に海外で働ける可能性も高まります。
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執筆者: エンワールド編集部
外資系・日系グローバル企業のハイクラスに精通するエンワールドの編集部員が、転職やキャリア、日々の仕事のお悩みに役立つ情報を執筆します。