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今回は、関西圏へのUIターン転職を考えている方に向けて、その転職実情や事例について解説します。都市部から地方への転職活動は「希望する業種や職種があるか不安」「待遇が悪くならないか心配」など、気になることが多い方もいるのではないでしょうか。
このような転職の際の疑問点を解決するために、この記事では関西の上場企業数や体験談などを紹介しています。先輩の体験談や具体的な実情を、UIターン転職にぜひ役立ててください。
UIターンとは?
最初に就職の際によく耳にする「UIターン」とは何かを説明します。
「Uターン」とは、一度地元から出て都市部などの別の土地に移住し、そこから再び地元に戻って就職することです。もともと都市部で生まれ育った人が、都市部から出て地方に移住して就職するケースは「Iターン」と呼ばれています。
UIターンという表現は求人サイトでも使用されており、地域活性化や採用の間口を広げるといったような多岐に渡る目的で「UIターン歓迎」として求人を出している企業もあります。
UIターン転職を決意する理由は?
UIターンを希望する転職者に実施したアンケートでは「自身のライフスタイルや趣味の時間を大切にした生活がしたい」という理由が一番多く、転職を希望する企業の条件は「給与や福利厚生が良い」が多くなっています。
他にもUIターンを決意する理由のひとつとして、物価や生活コストを挙げている人もいます。都市部は地方より物価が高く、生活コストがかかるケースが多いためでしょう。
ちなみに、一部の県では、UIターン転職者に、助成金や補助金などの特別な待遇を設けている場合があるので、UIターン転職を考えている方は事前によく調べておくとよいでしょう。
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関西圏の上場企業数と移住推移
次に、関西圏へのUIターン転職の際に気になる同圏内の上場企業数と移住推移を解説します。
関西圏の上場企業数
上場企業サーチ.comの統計によると、2021年現在の都道府県別株式会社数と上場企業数は、東京都が1位、続いて大阪府が2位となっています。
これは、5年間の2016年から変わらない傾向で、東京都も大阪府も上場企業数はほぼ変動していないのがわかります。たとえば、大阪の上場企業数をみると、2016年は423社、2021年は431社と微増しており、あまり数値に差が見られません。
また、大阪府は東京都に続いて株式会社数や上場企業数が多く、株式会社や上場企業のラインナップには入れ替えがあるかもしれませんが、求人は安定的に供給されていると考えてよいのではないでしょうか。
2016年株式会社数 | 2021年株式会社数 | 2016年上場企業数 | 2021年上場企業数 | |
東京都 | 501,351 | 609,586 | 1,777 | 2,009 |
大阪府 | 204,125 | 241,955 | 423 | 431 |
関西圏への移住推移
都市部から地方への移住推移は年々下がっている傾向にあります。2000年の国勢調査では都市部から地方へ移住した人数は約40万人でした。しかし、2015年には約25万人と大幅に減少しています。関西でも人口はピークの1965年に比べて減少していますが、関西は世界の大都市ランキングでは14位です。
また、神戸や京都など関西圏の人口は他の県より増加している傾向にあります。2015年の大阪府の調査では、東京都への移住は20代前半が一番多く、30代前半~40代になると転勤による移住が多くなる傾向があるようです。
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関西圏でのUIターン転職事例
ここでは、実際に関西圏へUIターンで転職した事例を紹介します。ぜひ転職の際に役立ててください。
関西圏へUIターン転職するメリット
UIターン転職のメリットはいくつかありますが、一部の地域では行政機関から助成金や補助金が出ていることは大きなメリットのひとつといえるでしょう。これら助成金支援事業は、各都道府県の市町村が地域活性化のために行なっているケースが多いです。
また、関西圏に移住にあたっては「東京都に比べて多少物価が安い可能性がある」「職場に近い場所に、住居を構えることができる可能性がある」といったメリットも考えられるでしょう。東京都では満員電車での通勤だったのが、関西に転勤してからはマイカー通勤や自転車通勤が可能となり、ストレスを減らすことができたというケースもあるかもしれません。
ワンルームのアパートや駐車場でも、東京都より関西圏の方が安いことが多く、住居費・生活費のコストが抑えられることもあるでしょう。また、厚生労働省の統計値を見ると、関西圏大阪府は東京都よりも待機児童が少ないこともわかるため、仕事をしながら子育てするための環境を整えやすいかもしれません。
関西圏へUIターン転職するデメリット
これは関西圏へのUIターン転職に限ったことではありませんが、東京都に比べると求人数が少なく選択肢が限られることから「同じ仕事でも給与が下がる」といったケースも考えられます。
生活面のデメリットとしては、その土地ならではの習慣があるため、人によってはそれを窮屈に感じることがあるかもしれません。また、大手企業によるセミナーの開催、事業や新商品のリリースなどは、関西圏よりも東京の方が先行しているケースもあります。こういった可能性も念頭に置いた上で、関西圏へのUIターンが自分に合うかどうかを考えてみるとよいでしょう。
さまざまな情報を総合的に判断した上で、たとえば年収が下がっても「通勤が楽」「子育てがしやすい」などといったメリットの方を強く感じられるような場合にはUIターン転職が向いているといえるでしょう。
UIターン転職、成功のポイントは?
これも関西圏に限ったことではありませんが、地元に帰るUターン転職をする場合も、新しい土地にIターン転職をする場合も、その土地柄を理解することは大切です。東京では当たり前のことでも、他の地域では捉え方が異なるケースもあるかもしれません。
UIターン転職者は、その土地でずっと暮らしてきた方々とは異なる情報を持っていることも多いので、それらを活かして企業に提案できることは強みのひとつとなるかもしれません。たとえば、東京で流行っている商品やマーケティング方法の中で、関西圏にはまだないものがあれば、それらを提案にすることで転職時のアピールにつなげることもできるでしょう。
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まとめ
関西圏は他の地方と比べて上場企業数が多く、求人数も比較的安定している傾向にありますが、UIターン転職を成功させるには、強い意思を持って行動する力が鍵となってくるでしょう。まずは、現在までの自分の経験を活かした仕事でUIターンを歓迎している関西圏の企業について情報収集してみてはいかがでしょうか。
エンワールドはさまざまな国籍の企業とつながりを持ち、グローバルに事業を展開しています。関西圏に進出している外資系企業・日系グローバル企業の案件も保有しており、転職の際のアドバイスや入社後のサポートもしています。ぜひ、お気軽に無料面談へご応募ください。
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