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これまでの積み上げてきた実績や経験をもとに管理職として転職し、さらに大きなチャレンジをしてみたいと思う方もいるのではないでしょうか。しかし、転職活動は経験者でもわからないことが多いものです。
本記事では、管理職として転職する場合の方法や具体例を解説します。本記事を参考にして転職活動の第一歩を踏み出しましょう。
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管理職とは?

はじめに、管理職の定義や仕事内容と役割、必要なスキルを解説していきます。管理職の定義は法や規則により決まっていることがあり、その役割もさまざまです。
管理職の定義
一般的な企業ではさまざまな役職が置かれています。その中で管理職と定義できるのは「課長」以上(外資系企業であれば「Manager」以上)です。
また、国家公務員は法律で管理職員の定めがあります。公立学校ならば校長や教頭が管理職にあたります。
管理職の仕事内容と役割
管理職の仕事内容や役割は多岐にわたりますが、その中でも基本的な役割は以下の4つといえます。
- 情報収集や伝達などの情報処理関係
- 日常業務の処理など業務遂行関係
- 部下の教育・フォローなどの育成関係
- 勤怠管理や個人情報管理などの労務・コンプライアンス関係
情報処理関係では、自社に必要な情報収集や分析を行い、経営層へ伝達する役割を担います。また、日々の業務を滞りなく進めたり、現場の課題を解決したりするのも管理職の役割といえます。
加えて、部下の長所や短所を把握して適切な教育やフォローを行うのも大事な仕事のひとつですし、昨今、取り扱いや管理が厳しくなっている個人情報や勤怠管理なども、現場を直接監督する管理職の仕事です。特に課長職は、新人からベテランまで、雇用形態も正社員やパートなど幅広い部下を管理しますので、現場の中核を担う存在だといってよいでしょう。
管理職に必要なスキル
管理職はさまざまな業務を担当しますので、必要なスキルも多くなります。特に身に付けたいスキルは次の3つです。
- リーダーシップ
- 自走力(自律性)
- コミュニケーション能力
管理職は部下を抱える立場ですので、リーダーシップが求められるでしょう。
経営トップからの指示通り動くだけではなく、部下から意見を求められた際には自律性を持って、自分の意思を語れることで彼らのか信頼を得られるかどうかがポイントになるでしょう。
また、管理職にはコミュニケーション能力も必要といえます。部下や取引先と良好な関係を築くには、適切な伝え方や洞察力が必要とされるでしょう。
管理職転職の実情
これから管理職として転職を考える方は、転職事情も気になるでしょう。ここでは、管理職の転職事情を解説していきます。

管理職転職のメリット
管理職転職の主なメリットとして、次の3つの可能性が挙げられます。
- 満足のいく給与を得られる
- やりがいを感じられるようなポジションに出会える
- より大きな裁量権を得られる
管理職として転職する大きな目的のひとつとして、キャリアアップや年収アップが挙げられるでしょう。昨今の転職市場では管理職の中途採用も増加傾向にあり、待遇も中途採用者が優遇されつつあります。
また、自分のビジョンが実現できたり、自身が培ってきた実績や経歴をより活かせるような環境であれば、これまで以上のやりがいも感じられるでしょう。
部下や業務の管理だけではなく経営に加わることができるなど、裁量権が大きくなる場合もあります。
管理職転職のデメリット
管理職転職にはデメリットもあるといえます。
転職したことを後悔する管理職の方は、以下のような理由をあげています。
- 経営陣との相性が合わなかった
- 入社前に聞いていたミッションと異なることを任された
- 入社前に考えていた会社の将来性と現場で実際に起こっていることに乖離がある
- 入社前に聞いていたキャリアパスが用意されていなかった
こうした転職失敗の理由を見ていくと、さまざまな側面における「ミスマッチ」が大きな要因だと考えられます。
転職する際には、キャリアアップや給与アップが大きな目的のひとつになるケースが多いですが、待遇や給与ばかりに注目すると、ミスマッチが起こりやすい可能性があります。
そのため、企業の将来性や仕事の進め方などといった仕事の動機付けを満たす企業を選べるかもポイントとなるでしょう。
管理職転職のポイント
管理職転職に失敗しないためにはポイントがあります。これから解説する3つのポイントを参考に転職活動をしましょう。
☑ 志望理由をしっかり考える
転職では志望理由をしっかりと伝えられることが重要といえます。
管理職として転職したい理由、業界への思い入れや情熱、企業理念や事業内容において共感できるポイントなどを考えてみましょう。特に応募を考える企業理念に共感できるかどうかは重要となるでしょう。その上で、自分の経験や実績が活かせるかを考えてみましょう。
また、志望動機を考えるにあたって、企業分析も必要になるでしょう。
市場でどのようなポジションをとっている企業なのか、商品やサービスの売り上げがどうなっているかなどさまざまな視点から分析することで、自分が働くイメージもわいてくるでしょう。
☑ 譲れない条件を決める
転職を検討する企業を決める前に、譲れない条件を決めておきましょう。
具体的には以下を参考に、どの項目が自分にとって譲れないポイントなのかを整理してみてください。
- 役職や役割(仕事内容)
- 給与面や労働条件
- 価値観や企業文化
- 企業規模
- 勤務地
- 業界や業種
譲れない条件は人により異なると思いますが、一部の条件だけにこだわりすぎないようにしましょう。なぜなら、入社後のミスマッチや候補企業のリストアップが限られてしまう可能性があるためです。
☑ これまでの実績についてまとめる
自分の強みをアピールするには、過去の実績やキャリアを振り返る必要もあります。これを「キャリアの棚卸し」といいます。
管理職の転職は、新卒の就職や一般職の転職よりも多くのスキルを求められる傾向にあります。また、外資系企業であればマネジメントした人数など細かな部分も重要なポイントになるでしょう。これまでどんな仕事を担当したのか、そこで出した成果などを振り返ってみましょう。
まとめ
管理職は業務範囲が広いため、多くのスキルが求められる傾向にあります。企業は過去の実績やスキルなどを細かく見ていますし、一般職の転職や新卒の就職と比べて、転職活動において行うことも増えていくでしょう。
そのため、もしも1人で転職活動を進めることに不安を感じているなら、転職エージェントを活用するのもおすすめです。
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