エンジニアが海外転職する方法|メリット・デメリットから注意点まで解説

お役立ちコラム 職種別 エンジニア
2019.07.08
エンジニアが海外転職する方法|メリット・デメリットから注意点まで解説

エンジニア職はほかの職種に比べ、海外での転職がしやすいとされており、スキルアップのために海外への転職を考える人は多いようです。近年ではエンジニアは世界中で慢性的に不足しており、年々求人数が増えています。海外への転職は、最先端の技術を得たり、より実践的に自分の経験を活かしたりできるほか、日本ではできない仕事ができる可能性もあるでしょう。スキルアップのために思いきって日本を飛び出し、グローバルなエンジニアを目指すのも手です。





この記事では、エンジニアが海外に転職するための方法やメリット・デメリット、注意点まで詳しく解説していきます。海外でエンジニアのスキルを磨きたい方はぜひ参考にしてみてください。

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これまで培ったスキルを活かしてグローバルに活躍してみたいとお考えのエンジニアの方を、エンワールドは徹底的にサポートいたします。エンワールドならではの強みを活かして最適な転職先をご提案させていただくのはもちろん、転職にあたっての不安にもしっかりと寄り添いサポートいたしますのでご安心ください。

エンジニアの海外転職の実情

シンガポール・フィリピン・マレーシア・タイ・ベトナム・インドなどのアジア圏では、急速なIT化によりエンジニアのニーズが年々高まっています。そのため優秀な人材の確保は各社共通の課題となっています。

外国人の就業は、企業にとって手間とコストがかかりますが、優秀なエンジニアが常に不足しているため海外からの人材を受け入れる企業が増えてきています。また、エンジニアは一度取得したスキルをほかの企業でも応用できるので、海外でエンジニアとして就職・転職できる機会も増えています。

エンジニアが海外転職する3つの方法

エンジニアの海外転職は、その採用方法により3つに分かれます。

ここでは、エンジニアの海外転職の採用方法について以下の順番で紹介します。

・日系企業で国内採用ののち海外支社に出向

・日系企業の海外支社で現地採用

・ローカル企業での現地採用

日系企業で国内採用ののち海外支社に出向

日本の企業に就業したのち、海外支社に出向になる方法です。

業務命令により海外勤務になるため、出向期間や仕事内容は選べません。業績やコミュニケーション力、言語スキルなどを精査されたのち上長から打診を受け、辞令が出るのが一般的な流れです。今の会社に海外支社がある場合は、希望を出すと海外出向になる可能性もあります。

日系企業の海外支社で現地採用

海外にある日本企業の海外支社に現地で直接採用される方法です。

あらかじめ転職サイトなどで国や会社、働く期間、仕事内容などを選ぶため、希望に近い条件で働けます。長く働き続けた結果、現地採用から本社採用に切り替わったり、日本に戻って同じ会社で働いたりする場合もあります。

ローカル企業での現地採用

外国の現地企業など、日系以外の外資系企業へ直接現地採用される方法です。この場合、社内に日本人が働いているケースは少ないので、英語などのコミュニケーション能力が求められます。また、日系企業と違い外資系企業特有の常識や文化があるので、慣れるのに時間がかかるかもしれません。転職の中では難易度の高い方法といえるでしょう。

エンジニアが海外転職するメリット・デメリット

ここでは、エンジニアが海外転職するメリット・デメリットについて解説します。

エンジニアが海外転職するメリット

まずはメリットについて説明します。

☑ プログラミング言語は世界共通

JavaやC言語、Rubyといったプログラミング言語は、世界中あらゆる国で使用されています。そのため一度学んだプログラミング言語を無駄にせず、海外でも仕事に活かせるというメリットがあります。

☑ 海外で開発を行うことへの評価

エンジニア職は専門性が高く、日本語でもコミュニケーションを取って仕事をこなすことは難しいといわれています。それだけに他言語を使ってのタスク進行は高く評価されます。困難な道であるのは確かですが、その分評価も高くなります。

☑ グローバル人材として重宝される

海外へ転職するとなると、同僚や上司は外国人であることがほとんどです。業務を進めるためには、周囲のスタッフとの高度なコミュニケーションが非常に大事になります。就業直後は多少苦労することもあると思いますが、将来的に帰国するならグローバルな人材として歓迎されることでしょう。

エンジニアが海外転職するデメリット

続いてデメリットを説明します。

☑ 仕事やコミュニケーションに対する意識のギャップ

海外の人は自分の意見をハッキリと主張する傾向にあります。時には業務や与えられたミッションと異なる主張をするスタッフもいますが、うまく折り合いをつけなければなりません。海外の企業風土が自由そうだと思っても、必ずしも自分の想像どおりではないことを認識しておきましょう。

☑ 言葉の壁

いくらプログラミング言語を理解していても会話が成り立たなければ仕事は進みません。仕事だけでなく、日常生活でも言葉の壁を感じることは多いでしょう。海外で転職する人は必ず直面する問題ですが、スキルアップのための基礎的な部分なのでめげずに立ち向かいましょう。 

エンジニアが海外転職するためのポイント

ここでは、エンジニアが海外転職するためのポイントについて以下の順番で解説します。

・求められる語学力のレベルはさまざま

・実務経験は必須

☑ 求められる語学力のレベルはさまざま

海外企業へ転職する際に一番心配となってくるのが語学力の問題です。海外企業のエンジニアでは、基本的には英語を使用します。しかし、国や企業により求められる英語のレベルに差があります。

たとえば商談などが多い企業では、ハイレベルのビジネス英語が必要です。応募前には募集要項や求人情報をチェックし、どの程度の英語力が必要なのか把握しておきましょう。

☑ 実務経験は必須

海外のエンジニア職の場合、未経験で採用される事例はあまりありません。即戦力となる高い技術力と経験の両方が必要になってきます。日本での業務経験や知識は、ある程度海外企業の現場でも生かせますが、コミュニケーションスキルや語学力は地道に努力し身につけていきましょう。

エンジニアが海外転職する際の注意点

ここでは、エンジニアが海外転職する際の注意点について以下の順番で解説します。

・就労ビザを取得するのが難しい国がある

・就労した国の労働基準・賃金になる場合がある

☑ 就労ビザを取得するのが難しい国がある

海外で働く場合就労ビザは必須ですが、取得するのが難しい国があります。アメリカやヨーロッパで、は就労ビザの取得が難しいといわれています。

とくにアメリカで取得の難しい就労ビザはH-1Bビザです。

大学卒業または職務経験を有する者などが取得できますが、トランプ政権になってからは取得が難しくなったといわれています。また、ヨーロッパでは、多くの人が就労ビザを求めているため、発行枠が埋まりがちな状況です。ビザ申請をしても、そもそも受け付けてもらえない場合があります。 

☑ 就労した国の労働基準・賃金になる場合がある

海外で働く場合、雇用要件が就労した国の労働基準・賃金になる可能性があります。基本的な違いは、先ほどご紹介した採用方法によって変わります。

日本で就職して海外支社で働く場合は、日本企業で雇用されているため日本の福利厚生や賃金で働くことができます。しかし、現地企業で採用となった場合は、現地の賃金や福利厚生が適用されます。そのため、海外へ転職した企業によっては年収が大幅に下がる可能性もあります。

エンジニアが海外転職する際の流れ

ここでは、エンジニアが海外転職する際の流れについて以下の順番で解説します。

・求人を探す

・転職エージェントに登録する

・面接を受ける

・内定を貰う

1. 求人を探す

せっかくの転職の機会を無駄にしないためにも、自分の希望条件や出国先を絞って求人を探すことが重要です。知人のツテを使って転職される人もいますが、プロの転職エージェントを利用するのがおすすめです。希望条件が合う企業を探すだけでなく、キャリアコンサルティングも同時に受けられる転職エージェントを利用しましょう。

転職エージェントに登録する 

海外への転職の際に一人で情報を集め、求人を探すのは限度があります。

転職エージェントでは、自分に合う企業や履歴書の作成、選考までの手配など行ってくれます。他言語での面接や会話が苦手でも、転職エージェントを利用すれば、転職準備の時間を面接の練習などに回すことができます。

転職エージェントの中でもエンワールドは、多国籍企業とグローバルな人材をつなげる日本でも数少ない転職エージェントのひとつです。アジアを中心にインドやオーストラリアなど6カ国に事務所を構えているので、現地の情報がリアルタイムで入ってきます。また、ひとりひとりに合わせた転職方法で支援してくれます。

2. 英文レジュメ・職務経歴書を用意し応募する

海外企業へ転職する際は、英文レジュメや職務経歴書、ポートフォリオなどを用意する必要があります。英文レジュメとは、英語で書いた職務経歴書のことです。日系企業やその支社の場合、日本語の職務経歴書とセットで提出します。

日本語の職務経歴書が必要と聞くと、驚くかもしれませんが、現地採用であっても日本の企業に応募する際は、本社への確認のため日本語の職務経歴書や履歴書が必要になってきます。英語が苦手で英文レジュメの作成が苦手な方は、転職エージェントを利用して添削してもらった方がよいでしょう。

3. 面接を受ける

基本的に面接は現地で行われます。転職活動時に会社に勤めている場合は、直接担当者と打ち合わせするために休暇が必要になることがあります。

ただし海外の採用活動は、比較的スピーディーなので、2回程度の面接で終わる場合がほとんどです。休暇を取るのが難しい場合は電話やインターネットで面接ができる場合もあります。事前に面接に関する条件を確認しておきましょう。

4. 内定をもらう

内定は基本的に電話やメールで伝えられます。 滞在中に内定が出たとしても、すぐに返事をする必要はありません。一度帰国して、ゆっくり考えてから返事をしても遅くはありません。

海外で就職すると、大きく生活環境が変わることになるため、後悔のないようにしましょう。海外で働くには就労ビザが必要ですが、ビザの取得は入社が決まってからになります。国によって取得方法は異なりますが、雇用主が決まらないと就労ビザの申請はできません。

まとめ

エンジニアの海外転職は求人が増える傾向にあります。採用までの流れは国内転職と概ね同じですが、メリット・デメリットや面接前の準備など抑えておきたいポイントはしっかり頭に入れておきましょう。

今日からできることのひとつとして、エージェントに登録をおすすめします。

エンワールドは、多国籍企業とグローバルな人材をつなぐエージェントです。海外へ転職を考えている方も、大きなチャンスになるかもしれません。まずは無料登録してみてください。

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