外資系アパレルブランドで働くには？特徴や求められる資質について

公開日：2020.06.11

外資系アパレルブランドというと、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。お洒落、カッコいい、ハイセンス、高級といったような言葉を思い浮かべるという人もいるでしょう。

こちらでは、外資系アパレルブランドの特徴や日系アパレルブランドとの違い、働く人の適性などを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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外資系アパレルブランドの特徴

外資系アパレルブランドは、大きく2種類に分けることができます。それがハイブランド系とファストファッションブランド系です。それぞれの会社では、取り扱っている商品の種類や、店舗の形態などが異なっています。

まずハイブランド系ですが、これはシャネルやルイ・ヴィトン、エルメスなどの名前を想像していただければ分かりやすいでしょう。ハイブランド系のアパレルブランドは歴史も長く、多くの有名デザイナーを抱えています。

高級感があり、プライスラインの高い商品を扱っているのが特徴で、ハイブランド系の会社は国内にフラッグストアを抱えていることが多く、前述のシャネルなどは銀座に2つの路面店を構えています。

こうしたブランドは、ファストファッションブランド系と比べると求人数は少ない傾向にあります。また、マーケティングに力を入れている企業が多いため、企画部門やマーチャンダイザー部門で多くの求人が見られます。

これに対して、ファストファッションブランド系は、比較的手に入りやすい価格帯の商品を販売しています。代表的なブランドとしては、GAPやH&M、ZARAなどが挙げられるでしょう。こうしたブランドはハイブランド系に比べると歴史が浅く、取り扱っている商品も若者向けのものが多い傾向にあります。

一方で、ファストファッションブランド系は店舗数が多く、路面店だけでなくデパートやショッピングモールなどにも多くのお店を出店している傾向にあります。その分、求人数もハイブランド系と比べて多いと考えて良いでしょう。

外資系アパレルブランドと言っても、日系アパレルブランドとそれほど大きな違いがあるわけではありませんが、主に異なっているのは次のような点になります。

外資系企業の場合、給与はベース給とインセンティブ給に分かれていることが多く、このことはアパレルブランドでも当てはまります。インセンティブ給というのはいわゆる成果給であり、成果に応じて取得額が上下するものです。

外資系アパレルブランドではベース給に比べて、このインセンティブ給の割合が高くなっている傾向にあります。

外資系アパレルブランドは基本的に日本国外で商品を製造しているため、日本国内でのトレンドを詳しく分析する必要があります。そのため、折に触れてミーティングやセミナーなどが開催されることが多い傾向にあります。

また、調査員が接客のチェックをする「ミステリーショッパー（覆面調査）」が行われることもあります。

では、外資系アパレルブランドで活躍していくために必要なこととは、一体どのようなことになるのでしょうか。

これは日系アパレルブランドにも共通していることですが、やはりファッションやアクセサリー、ジュエリーなどに対して幅広く興味を抱いていることが前提となるでしょう。

また、職種や職位によっては店舗のディスプレイなどを任されることもあるため、自社製品がいかにお客様に魅力的に映るかを常に考えていることが求められるでしょう。

英語力もある程度は必要になってくるといえます。販売員であれば日常会話レベルの英語があれば十分なケースも多いですが、営業職やマーチャンダイザーを目指している場合には、海外のデザイナーやメーカーなどと話す機会も多いため、それなりの英語力は身に付けておいた方がいいでしょう。

コミュニケーション能力は、販売員、営業職、企画職に関わらず必要とされると考えてよいでしょう。また、これは外資系企業全般に言えることですが、自分から意見を発信できないと、ポジティブな評価を得られない可能性があります。

よって、相手の意見を尊重しながらも、自分の意志を明確に伝えられるようなコミュニケーション能力は重要なスキルのひとつだといってよいでしょう。

外資系アパレルブランドにはハイブランド系とファストファッションブランド系の2種類があること、給与体系などが日系ブランドとは異なっていることなどがお分かりいただけたと思います。

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