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就活生にも人気の高い外資系広告代理店。そんな外資系広告代理店への転職を考えている方は多いのではないでしょうか。
こちらのページでは、外資系広告代理店の人気ランキングやその特徴、求められる人材像などをご紹介しています。
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外資系広告代理店がランキング上位を占めている
ではまず、広告代理店の売り上げランキングをご紹介していきましょう。

広告代理店売上高ランキング
第5位に電通が入っている他は、外資系企業が上位を占めているのがお分かりかと思います。これら上位4社は4大メガエージェンシーと呼ばれています。
☑ 第1位 WPPグループ
WPPグループはイギリスのロンドンに拠点を置く広告代理店です。売上高は約2.2兆円(2018年時点)で、世界で見てもダントツの規模を誇っています。ちなみに、これは第5位の電通の約3倍の規模です。
☑ 第2位 オムニコムグループ
オムニコムグループはアメリカのニューヨークに拠点を置く広告代理店です。同じく2018年の時点での売上高は約1.5兆円で、WPP グループにはわずかにおよびませんが、それでも巨大な規模を誇っています。
☑ 第3位 ピュブリシスグループ
第3位のピュブリシスグループはフランスのパリに拠点を置いています。2016年の時点での売上高は約1.0兆円で、オムニコムグループに次ぐ勢いとなっています。
☑ 第4位 インターパブリックグループ
オムニコムグループと同じくアメリカのニューヨークに拠点を置いているのが、インターパブリックグループです。インターパブリックグループは近年業績を伸ばしてきており、2018年の時点での売上高は約1.0兆円となっています。
☑ 第5位 電通
第5位には日本の電通がランクインしています。同じく2018年の時点での売上高は約1.0兆円で、4代メガエージェンシーに引けを取らない規模を持っていると言って良いでしょう。
なぜ外資系広告代理店が多いのか
日本では、こうした外資系広告代理店の子会社や系列会社が多く活躍しています。国内では電通の独壇場だと思われがちですが、なぜ外資系広告代理店が売り上げを伸ばして来ているのでしょうか。それには、広告ビッグバンというものが関係しています。
広告ビッグバンというのは、1990年代から2000年にかけて起きた、広告代理店業界の再編のことです。外資系広告代理店はIT系や市場分析、広告制作の分野に強く、広告事業をトータルにコーディネートしてくれることから人気が出てきているわけです。
外資系広告代理店の特徴とは
では、外資系の広告代理店と日系の広告代理店との違いというのはどのようなものなのでしょうか。

フィー制度
まず、外資系の広告代理店が日系の広告代理店を大きく異なっているのが、報酬の受け取り方です。日系の広告代理店の場合、広告枠を一括で販売するコミッション制が取られていますが、外資系広告代理店ではフィー制度を採用しています。
フィー制度というのはあらかじめ広告を打つための人件費や製作費などを計算してから、それをクライアントに報酬額として提示するという方法です。この方法ですと、広告の成否に関わらずに一定の報酬を得ることが出来ます。
クライアントがグローバル
また、日系の広告代理店は小規模な会社から大会社まで様々な広告を扱います。しかし、外資系広告代理店の場合、クライアントは大手のグローバル企業であることが多いです。
現在では様々な業種でM&Aなどによる経営統合が進んでおり、企業そのものが巨大化していく傾向があります。その中で、外資系広告代理店は大手の企業に絞った経営スタンスを取っているため、売上高も安定して伸びているわけです。
企業風土
外資系広告代理店では、「イエスマンは必要ない」とよく言われます。これはクライアント側の意を汲んで仕事を進めていく、日系の広告代理店とは大きく異なっている点でしょう。
外資系広告代理店は海外に拠点があるため、日本国内の市場動向をつかむまでに時間的なずれが生じます。外資系広告代理店では、こうしたことに対して先手を打って伝えていく、あるいは状況が変化したらそれに対して柔軟に変化する姿勢、というものが求められています。
外資系広告代理店が求める人材とは

まず注意しておきたいのが、外資系広告代理店では新卒採用をほとんど行っていないという点です。これは意外に思われるかもしれませんが、外資系広告代理店に勤務する際には、即戦力、すなわち業界経験が物を言います。
では、英語力にも秀でていなければいけないのかと言うと、これはそうでもありません。部署ごとに必要とされる英語力のレベルは異なっています。ですが、外資系企業のクライアントと直接交渉するような部署であれば、ビジネスクラスの英語力は合ったほうが良いと言えます。
外資系広告代理店で働く際に最も必要なのが、自己発信力、責任感、チームワークなどです。先に書いたように、外資系広告代理店ではイエスマンは必要ありません。状況に合わせて柔軟に対応していけるような、そしてそれを自分から発信できるような能力が必要とされています。
もちろん、責任感があることやチームワークを大切にすることも大事です。外資系広告代理店では部署ごとの専門性が強く、各個人に対して任される仕事の範囲も広く、なおかつ専門的なものとなっています。そのため、クライアントだけでなく、社内でのコミュニケーション能力にも秀でている必要があると言えます。
最後に、その企業の企業風土に慣れることが出来るか、という点もポイントになります。外資系広告代理店に転職した場合には、一日でも早くその会社の社風に合わせられるようにしましょう。また、上司が外国人であるような場合には、上司に対する気遣いも必要となってきます。
まとめ

外資系広告代理店というのがどういった場所なのか、そこで働いていくためにはどんなことが必要となってくるのか、などがお分かりいただけましたでしょうか。
もし外資系広告代理店への転職を考えている場合には、外資系に強い転職エージェントを利用するのがおすすめです。
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