コンサルに転職を希望する際の職務経歴書の書き方とコツ

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コンサルに転職を希望する際の職務経歴書の書き方とコツ

コンサルへの転職を希望する際、最初の関門である履歴書や職務経歴書はどのように作成すれば、突破できるのでしょうか?

この記事では、特に職務経歴書に注目し、書き方のポイントやコツを解説します。外資系企業へ応募する際に求められる可能性がある、英語の職務経歴書についても紹介しますので参考にしてください。

コンサル転職向けの職務経歴書の書き方

職務経歴書にはアピール内容を簡潔に記し、A4用紙2~3枚程度にまとめるのが理想です。

具体的には、冒頭に職務概要(サマリー)として、一番アピールしたい内容をおよそ2〜3行で記載、次に職務経歴として、参画プロジェクトの概要や規模、成果などを記載します。

この際、採用企業のコンサルのポジションや関わるプロジェクトと関連のある職務経歴が特に採用担当の目に入るよう、アピールするのがポイントです。

関連記事:職務経歴書の書き方(フォーマット・テンプレート付き!)|書くべき内容や職種別の書き方について解説

コンサル転職向けの魅力的な職務経歴書を書く時のポイント

ここでは、より魅力的な職務経歴書を書くためのポイントを3つ解説します。

冒頭の職務概要・サマリーが最も重要

職務経歴書の中でも最も重要な項目が、冒頭に記載する職務概要(サマリー)です。

採用担当者に好印象を持ってもらい面接へと進められるよう、自身の価値をわかりやすく整理して伝えられるよう心がけましょう。

忙しい面接官の場合は、サマリーだけ目を通して面接をすることもあり、とても重要な役割を果たします。

問題解決力や課題解決力を強調する

即戦力として活躍が期待されるコンサルタントに求められる能力として重要なものに、問題解決力や課題解決力が挙げられます。

それらの能力をアピールするために、過去のプロジェクトにおいて、課題をどのような思考プロセスやアプローチによって解決して成果を出したのか、具体的に伝えることが大事です。

実績は数字を用いて記載し、エピソードも加えて具体的に書く

実績はできる限り客観的かつ具体的に伝えることで、採用担当者の理解を深めることが可能です。例えば売上の場合は、具体的な実績を記載したり、前年同月比で30%増などと記したりし、どのように取り組んだことで成果を出せたのかエピソードを付け加えることで、自身の能力やスキルを裏付けます。

エピソードには担当業務に加え、「自身がプロジェクトに関わる前の課題」と「自身が加入した後の変化や結果」を示すことで、自身の貢献内容や度合いも効果的に伝えるように心がけましょう。

コンサル転職向けの職務経歴書の例

次に、職務経歴書の主な項目について、書き方の例を紹介します。

職務概要・サマリー

例:

新卒で株式会社×に入社後、×年×ヶ月間ビジネスアナリストとして、メーカーや金融など幅広い分野の×のプロジェクトに従事し、主に企業の新規参入戦略や生産性改善に取り組んで参りました。クライアントの課題抽出や要件定義から施策立案、導入まで一貫して担当し、最大×名のチームマネジメントや顧客折衝の経験も積んでいます。

職務経歴

例:

20××年×月~現在

株式会社× ×事業部

事業内容:×

資本:×億円 / 売上高:×億円

従業員:×名

20××年×月~20××年×月

【プロジェクト名】

経常収益1,500億円以上の外資系クレジットカード会社におけるBPRプロジェクト(マネージャー)、メンバー×名

業務内容:

・会員獲得チャネル別の採算性評価
・予算策定根拠の検証
・予算実績管理上の課題抽出と解決の方向性のとりまとめ

・営業拠点別の業務実態調査
・仮説構築・検証作業
・戦略立案

・導入・展開支援

成果:営業拠点ごとに、新規顧客獲得目標の達成度合いや労働時間のばらつきが顕著であり、課題解決のためBRP戦略を企画立案・導入。実施後、25%の業務時間短縮による20%のコスト削減を実現。

※複数社経験の場合は上記を繰り返す

活かせる経験・知識・技術

例:

・情報収集・調査スキル:文献・Web・ヒアリング調査の設計、各種情報の収集
・分析スキル:SWOT分析、PPM分析、ABC分析
・マネジメント経験:プロジェクトリーダーやマネージャーとして、50人規模のプロジェクトのマネジメントを経験

・語学力:TOEIC 870点(20××年×月)

・PCスキル:

Word-図表を含めた文書作成など

Excel-フォーマットの作成・IF関数・VLOOKUP関数・ピポットテーブルの作成管理など

PowerPoint-スライドの作成、アニメーション設定など

Access-データベース作成・レコードの更新追加・クエリの作成など

自己PR

例:

私は顧客の課題解決に対して、実現可能で最適なプランを示すことがコンサルタントの使命だと考えています。

大手運送会社グループの業務システム一元化の案件では、業務効率の改善が最大の課題であるにも関わらず、実際に運用する方のITリテラシーや組織体制から二の足を踏んでいました。そこで、RPA導入経験の豊富なSIerと利用者の両者にヒアリングし、システムの検討を行った上で、導入によって削減可能なコスト・業務工数を算出しました。導入後5年で投資回収が可能であることを示し、導入に際しての研修プランも提案しました。実現性が高く、顧客に寄り添ったプラン策定を行った結果、受注に繋がり、顧客のバックオフィス業務コストが前年比xx%減と大きく貢献することができました。

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英語でコンサル転職向けの職務経歴書を書く時のコツ

英語の職務経歴書も日本語の場合と同様に、具体例や売上数字などを使って、簡潔に業務・実績を記載します。

より魅力的にアピールするためには、次のようなAction Verbを活用することがポイントです。

主なAction Verbの例

Approved(承認した)

Achieved(達成した)

Composed(構成した・作成した)

Organized(組織化した)

Proposed(提案した)

など

関連記事:レジュメ(職務経歴書)の書き方とは?英語・英文で書くときのコツ

まとめ

コンサルティングファームへ転職を希望する際の職務経歴書には、採用企業のポジションに活かせる経験や強み、スキルを簡潔にアピールすることが大切です。

より効果的な職務経歴書を作成するために、客観的な意見やチェックを希望されるなら、外資系企業の転職に強いエージェントの利用も検討してみてはいかがでしょうか。

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