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現在、建築業界は活況を呈しているといってよいでしょう。そのため、この機会に建築士として転職したい、建築業界で働きたいという人もいるのではないでしょうか。
こちらのページでは、建築士として転職する際に何が必要となってくるのか、どんな会社への転職が可能になっているのかなどについて解説しています。
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一級建築士とは?二級建築士と何が違う?

ではまず、建築士の資格について解説します。
ご存じの人も多いかもしれませんが、建築士の資格としては一級建築士というものと二級建築士というものがあります。どちらも家や建物の設計に携われる資格なのですが、具体的にはどのような点に違いがあるのでしょうか。
一級建築士とは
一級建築士というのは、建築士としては二級建築士よりも上位にある資格で、それだけ取得の難易度も高くなっています。一言でいうと、一級建築士は特殊な建物を除いたほぼすべての建物の設計や工事管理を行うことができる資格です。
一級建築士が設計できる建物としては、一戸建ての住宅から高層ビルまで幅広いものとなっています。例えば学校や病院、映画館、劇場といった建築物を設計することも可能です。ただし、先に書いたように例外もあり、建物の規模が一定以上の場合には、構造設計一級建築士や設備設計一級建築士によって設計を確認してもらう必要があります。
一級建築士が設計できる建物としては、一戸建ての住宅から高層ビルまで幅広いものとなっています。例えば学校や病院、映画館、劇場といった建築物を設計することも可能です。
ただし、先に書いたように例外もあり、建物の規模が一定以上の場合には、構造設計一級建築士や設備設計一級建築士によって設計を確認してもらう必要があります。
建築事務所などで働いている場合にも、主に建物のデザインや設計を行うのは一級建築士です。
二級建築士とは
二級建築士というのは、一級建築士よりも下位にある資格で、資格取得の難易度も一級建築士にくらべると容易といえます。
具体的な基準について説明すると、二級建築士が設計できるのは、
・延べ面積500平方メートル以下の公共建築物
・木造建築物
・鉄筋コンクリート造や鉄骨造などで延べ面積が30平方メートルから300平方メートル、建物の高さが13メートルまたは軒の高さが9メートル以下のもの
などとなっています。
つまり、二級建築士がデザインや設計を行えるのは、日常的に使用される家屋などが中心となります。そのため、建築士としてキャリアアップを図るのであれば、やはり一級建築士の資格を取得したほうがよいといえるでしょう。
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一級建築士の転職先としてはどんなところがある?

繰り返しになりますが、建築家や設計士として大きなプロジェクトに関わるのであれば、やはり一級建築士の資格を取得しておいたほうがよいでしょう。では、一級建築士の資格を取得した場合、どのような会社で勤務することができるのでしょうか。
ゼネコン設計部
大手ゼネコンや中小ゼネコンでは、一級建築士を多く募集しています。また、近年では建築業界は活況状態にあり、人材難も続いているといわれています。
とくに、中小ゼネコンの多くは、中途採用も行っています。ゼネコンで活躍するためには、それまでのキャリアが重要なカギになってきますが、経験豊富な人材であれば比較的スムーズに転職できると言えるでしょう。
組織系建築設計事務所
ゼネコンの一種とされるものの中に、組織系建築設計事務所と呼ばれるものがありますが、これは特に大きな建築物を設計している事務所のことを指します。
建築業界ではいくつかの会社が作業を分担することもあり、組織系建築設計事務所では意匠・設計から構造・設備、エンジニアリングシステムの設計までをトータルで行います。
デベロッパー
デベロッパーとは、都市や建物などの開発業務を担当する不動産会社のことです。
そして、都市計画や建物の設計計画を立てていく上では、建築士としての知識やスキルが必要となるケースが多いです。そのため、ゼネコンや中小の建築会社のように建築業務の一線で働くわけではありませんが、リゾート開発や商業施設の設計など、大きなプロジェクトに関われるという点が魅力です。
PM/CM会社
PM/CM会社とは、最近になってよく耳にするようになった言葉のひとつです。PMとは、プロジェクト・マネジメント、CMとはコンストラクション・マネジメントのことをいい、建築事務所を側面からサポートすることが主な業務となっています。
具体的には、都市や建築物の設計を始めるにあたってのアドバイスを行ったり、事業費や事業工程の管理、工事の発注先の管理や選定などを行ったり、といった仕事をすることになります。
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一級建築士として外資系企業へ転職するのもあり

現在、日本国内の建設市場は国内ゼネコンの独壇場となっており、外資系ゼネコンの参入はあまり多いとはいえないでしょう。
そこには、ふたつの理由があります。
・建設現場では日本語が多用されるため、コミュニケーションに難があると工程が進まなくなるケースが多い
・実質的に国内での海外ゼネコンのプロモーション活動が制限されている
こういった理由から、建築業界では外資系といっても中小規模のところが多いのが実情です。
また、建築士の資格を持っていても、設計や建設に携わるというよりは、プロジェクト・マネジメントやコンストラクション・マネジメントなどの仕事を任される、というケースも多いです。ですが、設計や意匠のデザインといった初期の段階から建設業務に携われる会社も、少数ですが存在します。
加えて、外資系の建築会社で、一級建築士として設計やデザインの業務を行う場合には、勤務先が海外となるケースもあります。そうした場合には、英語などの語学力が必要となるでしょう。
さらに、外資系ゼネコンの場合即戦力を重視するため、日本国内の企業以上に、現場経験を積んでいることが求められる傾向にあります。よって、今までは中小の建築会社で仕事をしていたが、この機会に転職してさらに腕に磨きをかけたい、といった場合には外資系ゼネコンへ転職するという選択肢もあるのではないでしょうか。
仮に、世界的に活躍したいと考えている場合は、外資系ゼネコンへの転職だけでなく、海外の建築物までも手掛けるグローバル企業への転職を検討してみるのもよいでしょう。
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まとめ

今回は、建築士の転職事情についてご説明してきました。とくに一級建築士の資格を持っている場合には、建物の設計やデザインだけでなく、プロジェクト・マネジメントやコンストラクション・マネジメントといった職種への道が開かれていることもご理解いただけたと思います。
もし一級建築士としての資格を活かした転職をしたいのであれば、転職エージェントを利用するのもおすすめです。とくにエンワールドは、英語力を活かした転職や外資系企業・日系グローバル企業への転職を検討している方におすすめです。丁寧なサポートはもちろん転職後のアドバイスなどもサポートいたします。