他業種からの転職も!外資系化学メーカーの転職事情と活躍するための5つの要素

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他業種からの転職も!外資系化学メーカーの転職事情と活躍するための5つの要素

化学業界への転職を考えている方の中でも、特に外資系化学メーカー、への転職を志望する方もいるのではないでしょうか。



ここでは、外資系化学メーカーの転職事情はもちろんのこと、外資系化学メーカーで活躍するためにはどのような要素が求められるのかを解説します。

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外資系化学メーカーの転職事情

他業種からの転職可能な職種もある

化学業界は進歩のスピードが早く、まさに日進月歩で技術の進化がみられる業界といえます。

近年の傾向としては、外資系大手化学メーカーが特定の専門分野に優位性をもつ企業に対してのM&Aや不採算事業の売却などを積極的に行い、何でもカバーする総合型から特定の専門領域でのシェア拡大を企図するようになりつつあるといえます。

それだけ競争が激しくシビアな業界であるともいえますが、グローバル市場における日本の科学技術への注目度は非常に高いというのが現状です。事実、化学産業は戦後日本の高度成長期を支えた日本の基幹産業のひとつでもあります。

そのため、日本の科学技術は世界の中でもトップクラスであるとされ、日本の科学技術は世界の注目を集める存在だといわれています。よって、外資系化学メーカーは積極的に日本法人に投資する傾向があり、求人も一定の数量が確保されているようです。

こういった背景から、化学業界未経験であっても、エンジニアや営業、マーケティング部門など他業種からの転職も可能な職種もあるといえるでしょう。

スペシャリストは需要が高い傾向に

また、特定分野に精通したスペシャリストに関しては需要が高く、一般的な職種や職階以外にエグゼクティブの採用ニーズもあります。

同時に、一言で化学メーカーといってもさまざまなジャンルの化学メーカーが存在し、ある特定の分野において圧倒的な強みをもつ中小規模メーカーも少なくありません。

誰もが知っているような世界的に有名なメーカーや大手メーカー以外にもそういった優位性の高い製品を扱い、独自の商品開発力や技術力をもつメーカーへの転職も、自身のキャリアアップや市場価値を高めることにつながるでしょう。

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外資系企業が上位を占めるグローバルランキング

英国化学会が発行している雑誌のひとつ、週刊Chemical & Engineering Newsで発表された2021年の化学企業のグローバルトップ50によると、ランキングの上位10社は以下のとおりです。

1位 BASF(独)
2位 シノペック(中国)
3位 ダウ(米)
4位 イネオス(英)
5位 サビック(サウジアラビア)
6位 フォルモッサ(台湾)
7位 LG化学(韓)エクソンモービル(米)
8位 三菱ケミカル(日本)
9位 リンデ(米)
10位 ライオンデル(米)

1位のドイツのBASFはこれまで10年以上トップの座に君臨してきたドイツの名門総合化学メーカーで、150年以上の歴史を誇ります。

2017年に、ダウ・ケミカルとデュポンが経営統合してダウデュポンとなった際には1位の座を譲りましたが、この統合は事業統合・再編を目的としたものだったため、2019年にはダウデュポンはダウ、コルテバ、デュポンの3社へと分離し、再び業界構造は元に戻りました。

​2位のシノペックは急成長を遂げている勢いのある中国の国営企業です。5位のサビックもサウジアラビアの国営企業ですが、サウジアラビアは化学製品の原料である石油の埋蔵量、採掘量ともに世界一の産油国であるため、利益率が良く優位であるといえます。

4位にランクインしたイギリスの複合化学メーカーのイネオスは、2020年のメルセデスAMGF1チームの新トップスポンサーになったことでも話題になりました。

このランキングからわかるように、日本の化学メーカーは三菱ケミカルのみで、ほとんどは上位に食い込めていないのが現状です。

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外資系化学メーカーの主な職種

ここでは、外資系化学メーカーで求人がある主な職種を紹介します。

研究開発などの専門職

研究開発などの専門職は非常に高いレベルの知識・技術が求められる傾向にあるため、求人はそれほど多いわけではありません。

ただし、外資系化学メーカーの研究開発はプロジェクトチームを組んで行われるケースがほとんどのため、転職の際にはマネジメント力やコミュニケーション能力の高さが評価されて採用されるケースもあるようです。

電気・機械エンジニア

外資系化学メーカーでは商品開発にあたって生産ラインが必要なため、設備設計や機械設計、電気制御や生産設備の管理・保全を手掛ける電気系・機械系エンジニアには転職の門戸が開かれている職種であるといえます。

また、電気系・機械系のエンジニアが、技術力をもつ営業職といわれる顧客のもとに出向いて製品の修理や設置などを行なったりするフィールドサービスエンジニアとして活躍するケースもあるようです。

営業・マーケティング

営業やマーケティングに関しては、販路拡大のため日本特有の文化に精通していること、日本市場の特徴を把握していることが重要視される傾向にあります。そのため採用ニーズは非常に高く、外資系化学メーカーの中で最も転職しやすい職種であるといえるでしょう。

業界の知識や経験があれば歓迎されますが、これまでの営業成績やコミュニケーション能力によっては未経験でも転職できる可能性が高い職種といえます。

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外資系化学メーカーで活躍するための5つの要素

外資系化学メーカーに転職して長く活躍していくためには、どのような資質やスキルが求められるのでしょうか。外資系企業では、一般的に日本企業と異なる文化があるため、それを理解した上で必要とされる資質を身につけておくことが大切といえます。

次に挙げる5つの要素は、外資系化学メーカーで働くにあたって必要な素養だといってよいでしょう。

積極性・自主性

外資系企業では、こと細かに業務上の指示が下されることはほとんどありません。そのため、自分で仕事のやり方を考えて、自主的に仕事を進めていく必要があります。指示がないと動けないタイプの人は、外資系企業ではあまり評価されないでしょう。

もちろん、必要に応じて上司や先輩に助言を求めることは大切といえます。しかし、すべてを周囲に頼りきるのではなく、あくまでも自分の力で仕事を進め、うまくいかなければ自分で考え、効率的な方法を探して成果を出すことが求められるでしょう。

加えて、自分で仕事を見つけたり、自分の経験値を上げるために貪欲に新しいことにチャレンジしたりする積極性も必要といえるでしょう。積極的かつ自主的に仕事に取り組む姿勢があれば、外資系化学メーカーでの活躍が期待できるでしょう。

アピール力

積極的に仕事をしていても、その事実が周囲に伝わらなければ評価にはつながりません。外資系企業では日本企業のように「察する」文化はあまりないので、自分が積極性をもって仕事を進めていることを適切にアピールする能力も必要といえるでしょう。

また、外資系企業では役職や年齢などに関わらず積極的に発言し、自分の考えを伝えることが好まれる傾向にあります。特に会議では活発な意見交換が求められるため、はっきりと意見を述べて会議に貢献する必要があります。

外資系企業においては「控えめ」や「謙遜」といったことよりも、必要な場でははっきりと自分の意見を述べ、周囲に適切にアピールできる力が求められる傾向にあります。

柔軟性・フレキシブルさ

外資系化学メーカーに限らず、外資系企業や日系グローバル企業ではグローバルな視点で物事をとらえることが求められる傾向にあります。

自分がこれまで過ごしてきた環境や、そこから生まれる考え方や慣習に囚われることなく、多様性を受け入れる姿勢がグローバル人材として活躍するには必要となるでしょう。

加えて、外資系企業は日本企業と比較すると意思決定のスピードが速い傾向にあります。

突然の方向転換なども多く、昨日とは逆の仕事のやり方を求められる可能性もあります。

突然の方向転換なども多く、極端な場合は昨日とは逆の仕事のやり方をしなければならないケースもないとは言い切れません。

柔軟性やフレキシブルさは、そういった予想できなかった事態やトラブルがあった際にも自分の身を助けてくれることになるでしょうか。

コミュニケーション能力

外資系企業や日系グローバル企業では多国籍な人材が働いているため、文化やバックグラウンドが異なる同僚や上司と接する機会も多いでしょう。

価値観や宗教、生活習慣が異なり、考え方も多種多様な人材とうまく協力して業績を上げるためには、高いコミュニケーション能力が必要といえます。

コミュニケーションスキルはさまざまな業種で必要とされる基本的なビジネススキルではありますが、多国籍な人材が一か所で働く外資系企業においては特に重視されるスキルだといえるでしょう。

語学力

外資系化学メーカーで働く以上、基本的な英語スキルは求められるでしょう。社内公用語が英語である場合は、英語ができないと業務に支障をきたす可能性もあります。そうでない場合にも、会議やメールなどは英語であることも多いため、ある程度の英語力は身につけておくのが望ましいでしょう。

目安としては、TOEIC(Test of English for International Communication)700点程度の英語力があれば外資系企業で通用するといわれています。

しかしTOEICの点数はあくまでも目安に過ぎないため、TOEICの点数にこだわるのではなく、しっかりとコミュニケーションを取れる実践的な英語力を身につけておくことが大切です。

なお、外資系企業で中間管理職以上、マネジメントクラスへのキャリアアップを考えているのであればいずれはビジネスレベル以上の英語力が必要となるでしょう。

外資系化学メーカーへの転職をお考えの方は、エンワールドへご相談ください。職種専任のコンサルタントが、あなたのスキルや経験を活かせる転職先をご紹介することはもちろん、転職プロセスにおいても細かくサポートいたします。

まとめ

外資系化学メーカーへの転職にあたって、不安を抱えているのであれば転職エージェントの手を借りてみるのもいいのではないでしょうか。

外資系企業・日系グローバル企業の転職に強いエンワールドでは、外資系企業や日系グローバル企業への転職ならではのポイントを押さえた転職活動をサポートいたします。無料面談も行っておりますので、まずはご応募ください。

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参考

C&EN’s Global Top 50 chemical companies of 2018

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