外資系消費財メーカーの業務内容|特徴や求められるスキル、キャリアパスについて解説

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外資系消費財メーカーの業務内容|特徴や求められるスキル、キャリアパスについて解説

外資系消費財メーカーは、転職市場の中でも高い人気を誇る業界です。 



今回は、外資系消費財メーカーの業務内容や特徴について紹介した上で、狭き門と言われる外資系消費財メーカーへの転職を成功させるために必要なスキル、そして、その後のキャリアパスについても解説します。 

外資系消費財メーカーの職種と業務内容

まず最初に、外資系の消費財メーカーの転職市場における主な職種とその一般的な業務内容についてご紹介します。 

ただし、それぞれの職種について企業によっては業務範囲などが異なる場合がありますので、個別に確認が必要です。 

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営業職の業務内容

自社の商品を消費者の手に届けるため、小売店や卸店に交渉し販路を開拓する役割です。日系企業に比べて少数精鋭で営業活動をしていることが多いため、個人に任せてもらえる裁量は大きい傾向にあります。企業によっては、業務用商品の担当や家庭用商品の担当、小売店のみの担当と分かれていたり、営業部門を外部委託している会社もあります。 

 

マーケティングの業務内容

一般的に消費財メーカーでは、消費者のニーズを分析し、商品の企画、ブランディング、販売についての舵取りを行うのがマーケティングの役割です。 

ただし、外資系企業は、研究開発部門が海外にあることが多いため、日本にいるマーケティングの仕事としては、すでに完成している製品をどのように売るのか、商品価格の設定、ブランディングを行い、広告や販売の戦略と施策を考えるのが重要なミッションとなるでしょう。営業や生産部門などの他部門と調整し、プロジェクトを推進していくのもマーケティングの役割です。 

 

研究開発・技術職の業務内容

前述のように、外資系消費財メーカーの場合、研究開発は海外で行われることが多いです。そのため、日本における研究職の仕事は、一旦完成した製品を日本の法律に即したものに調整したり、パッケージを開発したりと、カスタマイズすることがメインとなります。ただし、日本で独自の製品を販売する場合があったり、研究開発の拠点として日本が重要視されている企業もあります。 

 

サプライチェーン・生産統括の業務内容

商品の欠品が発生しないように、需要予測をし生産数量のプランニングをするのが、サプライチェーン・生産統括の役割です。プランニングを元に、海外にある工場へ指示を出す裁量を持つこともあります。 

研究開発と同様に専門性の高い職種とされていて、転職の際は経験が必要とされることが一般的です。 

 

コーポレート職の業務内容

経営企画、経理、財務、人事、総務、法務など、バックオフィスに該当する職種です。 

外資系企業のコーポレート職は、どの職種についても、少数精鋭で大きな裁量が与えられる傾向があります。 

それぞれの業務の概要は日系企業と近いですが、例えば、外資系企業の人事職では、採用の母集団形成までは人事がサポートするものの、その後の採用については各部門が主導権を握るなど、日系企業の人事とは形態や業務の範囲が異なることがあります。 

 

外資系消費財メーカーの特徴や転職で得られる可能性のあるメリット 

ここでは、外資系消費財メーカーの特徴や得られる可能性のある主なメリットについて解説します。 

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高い水準の給与が見込める

外資系消費財メーカーでは、一般的に評価が給与に反映されやすく、年齢や性別にかかわらず日系企業よりも高い給与が見込めたり、昇進できるチャンスに恵まれる傾向にあります。 

外資系消費財メーカーは、福利厚生があまり充実していないと言われる外資系の中では、残業代の支給や家賃補助などが充実していることが多いのも特徴です。 

 

やりがいを持って働ける

外資系消費財メーカーは一般的に少数精鋭のため、個人の裁量が大きく、また、大きなプロジェクトに日本オフィスを代表して参加する機会もあるなど、やりがいを持って働ける可能性があります。 

 

フレキシブルな働き方ができる

日系企業に比べフレックスタイム制やリモートワークが定着しているため、フレキシブルな働き方でキャリアアップできるのも外資系企業としてのメリットです。 

雇用主や所属するチームにもよりますが、バケーション休暇やシックリーブなど休暇制度の取得率が高く、ライフワークバランスも充実している傾向にあります。 

 

外資系消費財メーカーに転職する際に求められる主なスキル 

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外資系消費財メーカーへ転職する際には、各職種ごとの専門知識やスキルを備えておく必要があるのと同時に、どの職種においても、一定レベル以上の英語力が求められます。クライアントや取引先とは英語を用いない場合が多いですが、本国への報告や社内コミュニケーションのために、TOEICではおよそスコア700以上があると良いとされており、ポジションによってはさらに高い英語力が要求される可能性もあります。 

また、消費財メーカーでは、多部署をまたぎチームとして業務にあたることもあります。そのため、自分の主張を発言しつつ相手を尊重し事業を推進できるコミュニケーション能力や説得力のあるプレゼン能力を高めておくことも大事です。 

 

外資系消費財メーカーに転職した後のキャリアパス

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外資系消費財メーカーでは、他の外資系企業同様、実力があれば若いうちから評価される傾向にあります。例えばマーケティング職に就く人の、同じ会社でのキャリアパスとしては、一般的に30代前半でブランドマネージャーになり、早ければ30代後半でマーケティングディレクター、40代でジェネラルマネージャー、CMOとしてキャリアアップするというものがあります。

また、もちろん他企業の外資系消費財メーカーの同職種に、より高いポジションとして転職してキャリアアップする人もいます。 

 

まとめ

外資系消費財メーカーへの転職は人気が高く、狭き門と言われることがあります。外資系消費財メーカーへの転職を成功させたいなら、自身の強みを客観的に整理し対策のサポートもしてくれる、外資系消費者財メーカーの転職に強いエージェントの利用も検討してみてはいかがでしょうか。 

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