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アメリカ文化について、深く知らないという方は多いのではないでしょうか。アメリカ文化は、国民性や生活様式、ビジネスシーンに至るまで、日本の文化とは大きく異なります。
アメリカ文化を知らないまま移住すると、日本との違いに戸惑うかもしれません。アメリカへ移住を考える際は、現地の文化を理解し受け入れる必要があります。
そこで本記事では、アメリカ文化の特徴を紹介します。生活習慣や日本との違いについても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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アメリカ文化と日本文化の違い
アメリカには、さまざまなルーツをもつ方々が集まる多国籍国家という大きな特徴があります。同じ民族、言語を話す日本とは異なり、多民族国家であることから個人の思想や民族に寛容な方が多いです。
国民性 | アメリカは自由主義かつ個人主義的
アメリカでは、自由や平等に対する意識が高い傾向にあります。他民族から独立して建国された歴史をもつことから、自己や権利、また意見をはっきり主張する方々が多いです。
そのため、日本人特有の「空気を読む」という文化よりも、明確な意思表示やコミュニケーションを求められる場面が多くあります。
言語・宗教 | アメリカは多言語・多宗教国家

アメリカには、多言語、多宗教国家という特徴もあります。アメリカの法律には公用語が存在しません。必ずしも「アメリカでは英語を使用する」というわけではなく、特定の地域では英語以外の言語を話す方もいます。
また、アメリカの方々が信仰する宗教もさまざまです。約60%を占めるキリスト教のほか、ユダヤ教や仏教、ヒンドゥー教などの宗教を信仰する方々がそれぞれ1%程度ずつ存在します。
アメリカ文化の特徴 | 生活様式
ここでは、アメリカ文化における生活様式の特徴を紹介します。
洗濯物は内干しが多い
アメリカでは、洗濯物を内干しする家庭が多いです。景観を乱してしまう、不動産価格に影響するなどの理由で、ベランダや屋外に外干しすることはあまりありません。
そもそも、アメリカでは洗濯乾燥機を所有している家庭が多く、共用部分に乾燥機が設置されている集合住宅も存在します。
ユニットバスが一般的で、トイレは暗黙のルールが存在する
アメリカの風呂やトイレは、ユニットバスが一般的です。「湯船に浸かるのは子どもだけ」という考えがあり、大人は基本的にシャワーで済ませます。
またアメリカのトイレには、ドアが閉まっている場合は「使用中」という暗黙のルールが存在します。そのため、使用していない場合はドアを開けておかなければいけません。
公的な保険制度はなく救急車も有料になる
アメリカには日本のような国民皆保険制度はなく、公的な医療制度を受けられるのは低所得者や高齢者・障がい者など限定的です。
そのため、多くの国民は民間企業の医療保険に加入しています。また救急車も有料で、地域によっては1回数万円以上の費用が発生するため注意が必要です。
ゴミは3つの資源に分別することが多い
アメリカはゴミの分別ルールがシンプルで、リサイクル・一般ゴミ・オーガニックゴミの3つの資源に分別することが多いです。なかには、ゴミの分別が2つという州もあります。
ただし、アメリカでは州によって分別方法が異なるため、居住地のルールに則ってゴミを処分しましょう。近年はリサイクル意識の高まりから分別ルールの見直しが進んでいるものの、日本ほど複雑ではありません。
アメリカ文化の特徴 | 交通
アメリカ文化には、交通面でも日本とは違う特徴があります。
自動車運転時は右側通行
アメリカと日本では、車両運転の環境が異なります。日本は左側通行で右ハンドルの車両が多い一方、アメリカでは右側通行・左ハンドルが主流です。国際運転免許証を取得すればアメリカでも車を運転できますが、慣れるまで時間がかかるため、注意が必要です。
スクールバスが最優先
アメリカの道路では、あらゆる車両のなかでもスクールバスが優先されます。子どもの安全が最優先という考え方が浸透しており、スクールバスが停車する際は反対車線を走る車も含めて全車ストップしなければいけません。
前向き駐車が一般的
アメリカでは前向き駐車が一般的です。駐車場所によっては前向き駐車が義務付けられている場合もあります。また、後向き駐車を想定していないことが多く、車止めが設置されていない駐車場も少なくありません。
アメリカ文化の特徴 | 挨拶・ジェスチャー
日本とアメリカには、コミュニケーション方法として欠かせない挨拶やジェスチャーにも大きな違いがあります。日本では一般的な挨拶・ジェスチャーも、アメリカでは相手に不快感を与える場合があるため、注意が必要です。
挨拶は握手から
アメリカでは、初対面の人と挨拶をする際は握手をするのが一般的です。挨拶の言葉を交わしながら、相手の目をしっかりと見て握手をしましょう。特に、男性同士やビジネスシーンの挨拶では欠かせないマナーです。
手招き・腕組みは要注意
アメリカ滞在時の手招きや腕組みは要注意です。手招きや腕組みなどは日本で日常的に使われるジェスチャーですが、アメリカでは相手に不快感を与えてしまいます。
例えば、アメリカでは手招きは「あっちいけ」という意味があります。また、ビジネスの場で腕を組むと、敵対の意思表示として受け取られることがあるため注意しましょう。
アメリカ文化の特徴 | ショッピング・食事
アメリカ文化には、ショッピングや食事にも日本とは違う特徴があります。
さまざまな品物が大型サイズ
アメリカ文化の特徴として、大型サイズの食事をイメージする方も多いのではないでしょうか。実際にスーパーマーケットで購入する商品、提供されるステーキなど、アメリカの食事は大型サイズが多いです。
日本人に馴染みのあるファストフード店でも、日本と同じサイズ感でイメージしていると驚くかもしれません。
飲酒は21歳から
アメリカの法律では、飲酒は21歳からと定められています。日本人がアメリカで飲酒をする際も、現地の法律が適用されるため注意が必要です。また、日本人は欧米人と比べて幼顔に見られます。お酒を購入する際は身分証明書を携帯しましょう。
チップを払うのがマナー
アメリカでは、レストランやタクシー、ホテルなどでチップを支払う文化があります。チップの金額に決まりはありませんが、相場は1回のサービスあたり1~2ドルです。
なお、チップは受けたサービスに対して支払うもののため、セルフサービスのお店では必要ありません。
ホームパーティーも食文化のひとつ
アメリカはホームパーティーを好む方が多く、家族や友人同士で頻繁に開催されています。特に、アメリカには収穫の恵みに感謝する「サンクスギビングデー」という祝日があり、家族や友人で集まってローストターキーやパンプキンなどを食べて過ごします。
アメリカ文化の特徴 | 仕事・ビジネス
アメリカと日本では、仕事・ビジネス面でも大きな違いがあります。
基本的に定時退社する
アメリカでは定時退社が基本です。プライベートや家族との時間を大切にする方が多く、ビジネスマンもオンとオフを切り替えて働いています。また事前申請が必要なものの、休暇をとりやすいのもアメリカ文化の特徴のひとつです。
上司でもファーストネームで呼び合う
アメリカでは親しみを込めて、上司でもファーストネームで呼び合うことが多いです。フランクなコミュニケーションはビジネスシーンでも役立ちます。ただし、親しくない上司をいきなりファーストネームで呼ぶのは失礼にあたるため、注意が必要です。
挨拶は名刺ではなく口頭での自己紹介から行う

アメリカでは、日本ほど名刺に重要度をおいていません。挨拶は口頭での挨拶から始めるのが一般的です。名刺交換は連絡先を伝えるためのツールとして捉えられており、不要な場合は名刺を渡さない場合もあります。
評価は結果を重視する
アメリカのビジネスシーンでは、評価はプロセスではなく結果を重視する傾向があります。日本のような新卒や中途採用などの区分はなく、実力主義という考え方が主流です。アメリカで働く際は、自身がもつスキルや実績を活かし、課題解決に向けて取り組む必要があります。
自己PR・プレゼンテーションを積極的に行う
アメリカのビジネスシーンでは、自己PRやプレゼンテーションを積極的に行うことが大切です。日本人がもつ謙虚さを重視するのではなく、自身のスキルや成果を適切にアピールすることが求められます。
まとめ:アメリカ文化に興味がある方は、外資系・日系グローバル企業への転職もおすすめ
アメリカ文化は日本文化とさまざまな違いがあります。渡米後しばらくは戸惑うかもしれませんが、慣れるとアメリカ文化の素晴らしさに気付くはずです。
アメリカは多様性を重んじ、個人の思想や民族に寛容な方が多いです。フレンドリーな方も多い傾向があるため、積極的なコミュニケーションで早く現地に馴染むことができるでしょう。
アメリカ文化や移住に興味のある方は、外資系企業や日系グローバル企業への転職を目指してみてはいかがでしょうか。転職支援実績が豊富な転職エージェントを利用すれば、あなたが目指す転職先に出会えます。
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