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日本企業でも、グローバル化を目指し外国籍スタッフの採用を積極的に行う会社が増加し、自社・取引先の外国籍の方や海外の方と仕事をする機会も増えてきています。この記事では、異なるビジネス文化を持つそれらの方々とスマートにコミュニケーションを円滑にするためのポイントをご紹介します。
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日本と海外で異なるビジネス文化
日本で生まれ育った人なら、知っていて当たり前だと思える業務や習慣などのビジネス常識も、ビジネス文化の異なる外国籍の方々にとっては、分からないことだらけです。
例えば日本では、「言わなくても通じる」「行間を読む」「謙遜する」ことが美徳とされ、このような日本独自の謙遜文化や独特のコミュニケーションルールはビジネスでも多様される傾向があります。しかし、積極的に自らの主張・才能や実績を発信することが当たり前とされている国もあります。
このように、海外の方と働く場合は、言語に限らずビジネスのやり方や考え方に異なる点が多く見られます。
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ビジネス上のコミュニケーションで押さえておきたいポイント

海外の方と円滑にビジネスを進められるよう、コミュニケーションをとる際のポイントを5つピックアップしてご紹介します。
意思表示ははっきりと
海外のビジネスマンからよく出る意見として「日本人の発言は、何を意味しているのか分かりづらい」があります。日本人の曖昧な発言に対し、その背後には、何か別の考えがあるのではと疑問を持つ外国籍の方や海外の方は多いようです。
また、日本人は、イエス・ノーなどの結論を明確に言語化しないことが多いため、結局どちらの意見なのかと海外の方を戸惑わせることもあります。そのようなことを避けるためには、常に自らの主張をはっきりと伝えるよう心掛け、誤解の余地のないように話すことが大切です。
意思決定は迅速に
日本の企業はアメリカに比べ、意思決定が遅いという指摘もよくあります。コンセンサスを重視した日本企業の意思決定方法は、丁寧さが評価される一方、トップダウン型の素早い意思決定を当たり前と考える海外の方からすると、必要以上に注意を払い過ぎであるとみられます。
また、日本の企業では、役職の下から上へ流れる意思決定の承認過程が一般的で、ミスは防げる可能性はありますが、時間がかかってしまいます。
海外の方とスムーズに働くには、上司が責任をもち、部下に決断の自由を与えつつ迅速に意思決定していくように心掛けましょう。
ボディランゲージは要注意
異なる言語でビジネスコミュニケーションを行う際に、ボディランゲージは便利なツールにはなります。ただし、国により異なる意味合いを持ってしまう場合があるため、海外のビジネスマンと接する際は、安易に使うのは避けましょう。
例えば、話し合いの際に腕を組んでしまうと、敵対の意思表示と見なされたり、「いいね!」の感情表現のために親指を立てる・人差し指と親指で○を作る事は、国によっては強い侮辱を表します。
日本的な上下関係を強要しない
日本と異なり、特に北欧やアメリカなどの平等を重んじる文化の人にとっては、日本的な上下関係を大切にし、上司や目上の人を敬うことは違和感を覚えずにはいられません。
また、アメリカや北欧、その他平等性を大切にする文化においては、目上の人より、レディーファーストが優先されるため、取引先であれ自社であれ、ドアを開けてあげるなど、女性を優先した行動をとるのが当たり前です。日本的な上下関係を強要しないようにしましょう。
自分と他人を分けて考える
日本企業の場合は、個人の発信力より「調整力」や「根回し」、「空気を読む」ことが大事ですが、とかく海外では日本のそれに比べ、個人レベルでの主張や発信力が重視される場面が多々あるようです。
また、日本では、グループ単位での成果や実績が重要視されますが、アメリカでは、個人個人が役割を担い、個人単位での貢献や成果が重要視されます。自分と他人を分けて考え、個人としての発信や成果を上げる、または評価する視点も必要かもしれません。
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日本型ビジネス文化に固執せず、海外のコミュニケーション方法に歩み寄ることが大切

海外の方がコミュニケーションのとりやすい方法を柔軟に取り入れることも重要です。
良好な関係は相互理解から
日本人が外国籍の方や海外の方とコミュニケーションするうえでは、語学力だけでなく、多様な文化を受け入れるためのグローバルマインドセットが求められます。「必ずしも皆が同じ文化を持っているわけではない」という前提に立ち、自分の言動を調整していくこととともに、初めての方へのオリエンテーションや業務のフィードバックを頻繁に行い、日本人の考え方ややり方をよく説明し、理解してもらうことが大切です。
国や地域に加え、個人のスタイルや考え方も尊重する
日本は全てにおいて完璧を追求する傾向が強いため、どうしても減点主義になりがちです。そのため、相手の完璧でない点を積極的に指摘する傾向があります。 しかし、国や地域によっては、ポジティブ・フィードバックを良しと考え、学校教育段階から相手の良い部分を重視します。
国や地域、個々のスタイルや考え方を尊重しながら、望ましい行動に対しては直接感謝したり、褒めるように努めましょう。
積極的なフィードバックを心掛ける
積極的にフィードバックを行い、相手の長所や成果を指摘することで、モチベーションを高め、さらなる成長を促しましょう。
フィードバックは、まず、「良い行動を指摘する」、次に「望ましい行動がもたらした良い結果を具体的に指摘する」、最後に、「今後どのような行動をとってほしいのかを伝える」というステップを意識して行うのが大事です。
フィードバックを習慣化することで、外国籍の方や海外の方との円滑なコミュニケーションの基盤をつくることができるようになります。
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ビジネスコミュニケーション力を磨いて転職を成功に導こう

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