履歴書の本人希望欄の書き方とは?転職時に役立つ例文をケース別に紹介

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履歴書の本人希望欄の書き方とは?転職時に役立つ例文をケース別に紹介

履歴書の本人希望欄に、何を書いたらいいか悩む方も多いのではないでしょうか。履歴書の本人希望欄には、自分の要望を自由に記載していいわけではありません。内容次第では採用担当者にマイナスの印象を与える可能性があるため、書き方には注意が必要です。



本記事では、履歴書の本人希望欄の記入方法のポイントや、避けた方がよい記載事項について解説します。良質な履歴書を作成し、企業に好印象を与えたい方は、参考にしてください。

履歴書の本人希望欄に書くべき内容とは?

履歴書の本人希望欄には、むやみやたらに自身の希望を記載すべきではありません。一般的には、「貴社の規定に従います」と記載するのがよいとされています。

ただし、絶対に譲れない条件や、確実に伝えておかなければならない共有事項などがある場合は、必要な情報のみを簡潔に記載しても問題ありません。

そもそも履歴書は、保有しているスキルや経験を端的に記載し、自分が応募先企業に対してどのように貢献できる人材であるかをアピールするために作成する書類です。そのため、書類選考を通過し次のステップへ進むためには、履歴書の本人希望欄に不用意に自分の要望を記載するのは控えた方がよいでしょう。

書類選考を通過して面接に進めば、自ずと待遇や勤務条件について企業側と話し合える機会が訪れます。何か要望がある場合は、そのときに直接すり合わせするのがベターです。

また、面接を通じて企業の社風や具体的な現場の雰囲気などへの理解が深まっていくと、履歴書作成時にはなかった要望が発生することもあります。企業のことを深く知る前に機会を狭めないためにも、最初から条件を固めすぎず、柔軟な態度で選考に臨むことが重要です。

履歴書の本人希望欄の書き方|例文付き

ここからは、履歴書の本人希望欄の書き方を、ケース別に4パターン解説します。具体的な例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

応募職種や勤務地が複数ある場合

同一企業が営業職や企画職などの複数の職種を募集している場合や、さまざまな勤務地で求人の募集をかけている場合は、履歴書の本人希望欄に自身の希望する職種・勤務地を記入します。

本人希望欄に職種名を記入する際は、必ず募集要項に記載されているとおりの正式名称を記入してください。また、希望の勤務地においては、家族の都合などで転居が難しいなど、具体的な理由を添えて明記することがポイントです。

【例文】

「経験を活かせる、企画職を希望いたします。」

「介護が必要な家族と同居しているため、東京都と神奈川県での勤務を希望いたします。」

在職中の場合

在職中で、現職の退職予定日がわかっている場合は、履歴書の本人希望欄に退職予定日や入社希望日を記入してください。退職日が未定であれば、記入は不要です。

また、現職の関係で日中に連絡が取りにくい時間帯がある場合は、具体的な時間帯と理由、連絡が取りやすい時間帯を記入してください。

【例文】

「退職予定日が20XX年○月○日のため、○月○日からの勤務を希望いたします。」

「現在就業中のため、平日9時〜17時は電話を受けられない場合があります(12〜13時は、休憩時間のため連絡可能です)。留守番電話やメールでご連絡いただけましたら、確認次第、速やかに折り返し連絡いたします。」

勤務時間の制限がある場合

たとえ業務に支障がなくても、家族の事情で募集要項に記載されている勤務時間内での出退勤が難しい場合は、その理由と合わせて具体的な頻度・日時について明記することが大切です。

【例文】

「子供の保育園の迎えがあるため、毎週金曜日は17時に退勤させていただければ幸いです。」

「毎週水曜日は親の介護の関係で、18時までの退勤を希望いたします。」

健康上の理由で配慮を求める場合

持病や現在治療中の病気・ケガなどによって定期的な通院が必要な場合は、履歴書の本人希望欄にどのような配慮を求めるかを簡潔に記載してください。

健康状態に関する記載は、業務に支障がないことを合わせて明記することが重要なポイントです。

【例文】

「業務には影響ありませんが、持病により定期的な検診が必要なため、月に一度午後休暇をとらせていただければ幸いです。」

「現在腰痛治療の定期的な通院が必要なため、毎週金曜日は17時までに退勤させていただきたい所存です。」

履歴書の本人希望欄で避けたほうがよい記載事項

ここでは、本人希望欄に書くと採用担当者にマイナスの印象を与えかねない記載事項4つを、具体的な理由と合わせて紹介します。

給与・待遇面の希望

履歴書の本人希望欄に、給与や待遇面の希望を記載するのは避けてください。

書類選考の段階で希望条件を一方的に提示すると、給与や待遇のみを重視している人材だと誤解される可能性があります。

上述したように、給与や待遇面の希望については、企業と直接交渉できる面接時や内定後などに行うのが一般的です。

志望動機・自己PR

履歴書の本人希望欄は、特別な希望や条件を記入するための欄です。熱意を伝えたいからといって、志望動機や自己PRを本人希望欄に記入するのはマナー違反にあたるため、避けてください。

通常、履歴書には志望動機や自己PRを記載する専用欄が設けられています。それぞれの記入欄に即した内容の記入を心がけてください。

「特になし」「ありません」などの記載

伝えたい条件がない場合でも、履歴書の本人希望欄に「特になし」や「ありません」と記載するのは好ましくありません。やる気や誠意が伝わらず、面接官の印象を悪くする恐れがあります。

書くことがない場合は「貴社の規定に従います」と記載すると、意欲的かつ丁寧な印象を与えられます。

応募条件にそぐわない希望

履歴書の本人希望欄には、応募条件に記載されている内容を無視した希望を書くのは避けてください。

例えば「転勤あり」と記載されている求人に対して「転勤不可」と書いた場合、企業から「募集要項を見ずに応募している」と判断され、書類選考で落とされる可能性が高まります。

どうしても企業が提示している条件が受け入れられない場合は、応募の再検討をおすすめします。

まとめ:魅力的な応募書類を作成して理想の転職を成功させたい方は、エンワールド・ジャパンへの登録をご検討ください

履歴書の本人希望欄は、企業に事前に伝えておきたい特別な条件や共有事項のみを記載する欄です。

基本的には「貴社の規定に従います」と記載すれば問題ありませんが、企業が複数の職種や勤務地での求人を出している場合や、在職中で連絡が取りにくい時間帯がある場合などは、本人希望欄に自分の希望を簡潔かつ丁寧に明記してください。

理想の転職を成功させるためには、自分の魅力を的確に伝えられる良質な応募書類の作成が必要不可欠です。

自分に合った適切な転職サポートを受けて、効率的に希望企業への転職を成功させたい方は、転職エージェントの利用がおすすめです。

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