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履歴書や職務経歴書の自己PRは、採用担当者に自らのスキルや強みを経験や実績と共にアピールできる、重要な役割を果たします。
この記事では、採用担当者に魅力的に伝わる自己PRの例文サンプルと履歴書や職務経歴書に書く際のコツについて解説します。
自己PRの組み立て方

最初に、自己PRの組み立て方について解説します。
転職活動における自己PRでは、採用企業がどのような人材を求めているのかをしっかりと把握した上で、応募職種に関連する自身の経験やスキルを入社後どのように活かして貢献していきたいのかを盛り込むことが重要です。具体的には次のような順序で組み立てていきましょう。
業務経験をもとに自分の強みを洗い出す
最初に、前職までの業務経験を振り返り、成果や課題解決した内容、自分の強み、スキルを洗い出し、自身のアピールポイントをリストアップします。
強みの根拠となる具体的なエピソードを盛り込む
次に、アピールポイントについて、採用担当者が実際にイメージできるよう、具体的なエピソードを盛り込みます。その際、説得力が増すよう、実績は数字を引用し、また、実行したアクションについても、どのような考えのもとで行ったのかなどの理由も示すようにしましょう。
強みをどう活かせるのか企業や職種に関連づける
最後に、応募するポジションに活かせるアピールポイントを優先して絞り、その強みをもって入社後どのように貢献できるのかを関連づけて伝えます。
自己PRを履歴書や職務経歴書に書くときのポイント

ここでは、自己PRを履歴書・職務経歴書に記載する際の、より具体的なテクニックを紹介します。
採用担当者に、アピールポイントが明確に伝わるよう、いかに読みやすく仕上げるかがポイントです。
最初に結論を述べる
採用担当者の興味を引くためにも、一番伝えたいアピールポイントを結論として最初に書き出しましょう。
アピールポイントが複数ある場合は、箇条書きを推奨しますが、アピールポイントが多すぎると内容が明確に伝わらない可能性があるので、採用企業に関連したポイントを優先して2〜3個に絞り込みましょう。
文章量は記入欄の7〜8割程度に収める
用紙に多少の空白スペースがある方が読みやすいので、自己PR欄がある場合は、文章量を記入欄の7〜8割程度に収めるのが無難です。また、1つのアピールポイントに対して、長くても3行程度に収めると読みやすくなります。
読みやすい字で誤字脱字チェックも忘れずに
読みやすい字で間違いなく書くことも必須です。手書きの場合は丁寧かつ綺麗に書くことを心がけ、PCで作成する場合は、読みやすいフォントやフォント数にも注意が必要です。
採用担当者は、履歴書や職務経歴書における基本的なビジネスマナーも見ています。
外資系・日系グローバル企業の転職に強いエンワールドでは、専任のコンサルタントが転職活動から履歴書作成、面接対策まで細かく丁寧にサポートいたしますので、まずはご相談ください。
履歴書・職務経歴書に書く自己PRの例文サンプル

ここでは、採用担当者にアピールできる自己PRの例文サンプルを紹介します。
自分の強みは、課題解決の能力だと捉えております。
現職ではリーダーとしてシステム開発に5年関わっていますが、派遣や出向のメンバーも多く人の出入りが激しいため、人間関係が希薄になりがちで、個人の小さなミスがチームに伝達されず大きなトラブルになりかけたことがありました。
私は、メンバー同士が気軽にコミュニケーションを取れる環境をつくる必要があると感じ、メンバーと一対一で話す機会を設け、業務用チャットツールで気軽に話せるルームを作るなどの対策を行いました。
その結果、メンバー間の会話が増え、伝達不足から重大なトラブルにつながるようなこともなくなりました。
円滑な業務推進を可能とする私の課題解決能力は、貴社でも活かせると考えております。
英語で自己PRを書くときの例文サンプル

最後に、英語の自己PRの例文サンプルも紹介します。
外資系企業や日系グローバル企業では、英語の履歴書や職務経歴書の提出を求められるケースがあります。その際、自己PRは履歴書や職務経歴書に添えるカバーレターに記すのが一般的です。
My experience as a marketing assistant and in sales aligns well with the qualifications needed for this position.
As evident from my enclosed resume, I possess seven years of solid work experience in this field.
I hold responsibility for overseeing sales in both Japan and Vietnam, consistently surpassing individual targets by an average of 135% over the past three years.
I firmly believe that this expertise will be a valuable asset in expanding your company's sales within the Asian market.
まとめ
履歴書や職務経歴書、カバーレターに書く自己PRは、日本語でも英語でも、自身の強み・スキルを採用企業にどのように活かすことができるのかを、採用担当者に端的にわかりやすくアピールできる内容にすることが大切です。
より効果的な自己PRにするために、客観的な意見やチェックを希望されるなら、外資系企業の転職に強いエージェントの利用も検討してみてはいかがでしょうか。
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