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転職面接の際に英語で自己PRを行う場合は、伝え方のコツや魅力的なフレーズをしっかりとおさえておくことが大切です。
この記事では、外資系企業の転職の際に役立つ、英語で自己PRをするときのポイントを解説します。効果的に使えるフレーズや例文も具体的に紹介しているので参考にしてください。
【英語・日本語共通】自己PRに入れるべき3つの要素
英語か日本語かに関わらず、自己PRを考える際の下準備として必ずやっておくべきことが自己分析です。今までのキャリアや保有スキル、実績などをすべて書き出し、客観的に自己分析を行うことにより、自己PRに必要な要素を選別できます。
ここでは、自己PRに入れるべき3つの要素を具体的に解説します。
自分の強み
企業は面接時に、目の前の応募者が自社にどのように貢献できるかを探っています。そのため、面接時の自己PRでは、応募先企業に貢献できるであろう自分の強みを必ずアピールしてください。
自分の強みを面接官に理解してもらうためには、自分の強みを客観的に把握しておく必要があります。過去に自分の強みを活かして仕事でどのような成果をあげてきたかを具体的に説明することで、他者視点から見ても説得力のある自己PRに仕上がります。
過去の成果の実数値
自己PRでは、過去の成果を具体的な数値やエピソードを交えてアピールすることが重要です。どんなに大きな成果を挙げたとしても、抽象度が高い説明をしてしまうと面接官に自身の実績を的確に伝えることはできません。
例えば、「売上を〇倍に増やすことに成功した」「半年で〇〇万円の利益をあげた」など、実数値を交えて成果をアピールすることで、面接官がより詳細なイメージをしやすくなります。
応募先企業で活かせるスキル
自己PRには、仕事上で習得してきた実践的なスキルを盛り込むことも大切です。
スキルをアピールする際は、そのスキルを応募先企業の業務にどのように活かせるか、スキルを発揮することでどの程度の利益を上げられるか、という点にまで言及しましょう。
この他、現職でスキルを活かして成功したエピソードがあれば、それを説明することで自身を採用するメリットを面接官に明確に伝えられます。

英語の自己PRで使えるフレーズ
英語の自己PRで使えるフレーズを事前に知っておくと、スムーズに自己PRを考えることができます。ここでは、英語の自己PRで使える4種類のフレーズを紹介します。
自己紹介に使えるフレーズ
自己PR時に簡単な自己紹介を盛り込む場合は、自身の経歴や現在の状況を伝える必要があります。英語の自己紹介には、以下のようなフレーズが使えます。
- Currently, I'm working at (企業名) as a(役職).
訳:私は現在、(企業名)で(役職)として働いています。
- I have been working at (企業名/部署) for (年数)
訳:私は(年数)間 、(企業名/部署)に勤めていた経験があります。
強みやスキルのアピールに使えるフレーズ
強みやスキルは自己PRの重要な要素のひとつです。強みやスキルを英語でアピールするには、以下のようなフレーズが使えます。
- One of my strengths is 〇〇.
訳:私の強みのひとつは〇〇です。
- I’m skilled at 〇〇.
訳:私は〇〇に長けています。
経験や実績のアピールに使えるフレーズ
自己PRに入れる経験や実績には具体性が必要です。以下のようなフレーズを使えば、経験や実績をわかりやすく伝えられます。
- I possess broad experience in(分野), and I have(具体的な経験)in that area..
訳:私は(分野)で幅広い経験があり、そこで(具体的な経験)をしました。
- I possess broad experience in(役職), I have a proven track record of increasing sales by (具体的な数値).
訳:私は、(役職)をしている間に、売上を(具体的な数値)%アップさせた実績があります。
目標のアピールに使えるフレーズ
自己PRでは、入社後に達成したい目標や将来の展望をアピールすることも大切です。目標を印象的にアピールするには、以下のようなフレーズが使えます。
- My long-term goal is to (達成したいこと).
訳:私の長期的な目標は(達成したいこと)です。
- My goal is to be (成し遂げたい姿) in your team.
訳:私の目標は貴社で(成し遂げたい姿)になることです。
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職業別|英語面接で使える自己PR例文
ここでは、英語面接に使える職種別の自己PR例文を4つ紹介します。
自己PR例文|営業職
営業職の自己PRでは、今までの成果を具体的な数字を入れてアピールしましょう。
I have been working for a manufacturer in the sales department for 7 years. has been to promote our products, and during my tenure as Sales Manager, I have established a proven track record of increasing sales by 30%. (私は製造会社で7年間営業職をしております。主な役割は製品の販売促進です。販売部長として、売上を30%増加させた実績があります。) |
自己PR例文|事務職
事務職の自己PRでは、勤務年数や仕事で培ったスキルなどを具体的に説明すると、面接官に自分の強みをイメージしてもらいやすくなります。
I have been working in an office position for 3 years. One of my greatest strengths is my ability to plan and prioritize tasks effectively. I am also skilled at adjusting my plan to changing circumstances as necessary, which helps me to deliver high-quality work as a sales assistant. (私は3年間事務職として働いた経験があります。私の強みのひとつは、業務に優先順位をつけて、効果的かつ計画的に進められることです。また、状況が変わっても必要に応じて調整する能力に長けており、その長所は営業部員のアシスタントとして高品質な業務を行うのに役立っています。) |
自己PR例文|マーケティング職
マーケティング職の自己PRは、実際に経験したプロジェクトのエピソードなどを盛り込むことで、より説得力が増します。
I have been working at a manufacturing company in a marketing position for 5 years. As a digital marketing specialist,I recently led new product launch projects. My project team was able to exceed the revenue target by 20%. (私は5年間、製造業者のマーケティング部門で働いていました。デジタルマーケティングの専門として、新製品のプロジェクトを担当していました。私がいたプロジェクトチームは目標に対して20%を超える売上をあげることができました。) |
自己PR例文|管理職
管理職の中途採用を行っている企業の多くは、経験豊富な即戦力人材を求めています。そのため、管理職の自己PRでは、マネジメントの具体的な経験や、仕事上の信念などを具体的にアピールすることが重要です。
I have been working as a sales manager for 5 years, overseeing 3 sections of the sales department, and achieved remarkable growth by increasing sales by 30% ahead of schedule. It has always been my belief that, as a manager, I am responsible for educating the team members so that they can advance to the next stage. (私は、5年間営業部長を努めて、営業部の3つの部署をまとめ、期限より早く売上を20%増加させました。私がマネージャーとして常に考えているのは、メンバーが次のステップへ進めるように教育することです。) |
英語面接で自己PRを行う際の3つのポイント
英語面接で効果的に自己PRをするには、これから紹介する3つのポイントを押さえておくことが重要です。それぞれについて、詳しく解説します。

事前の反復練習を徹底する
英語の自己PRを作成したあとは、面接当日までに何度も反復練習を行いましょう。声に出して繰り返し練習することで、自然と英文が頭に入り、言葉につかえることなく自己PRを話せるようになります。
反復練習が足りずに各フレーズを思い出しながら話そうとすると、表情が固くなったり回答がぎこちなくなったりして、面接官に事前準備が不十分だと思われてしまうかもしれません。
事前の練習を徹底することで、それが自信にもつながり、面接当日に慌てず堂々と自己PRができます。
ジェスチャーやアイコンタクトにも注意する
英語面接で重視されるのは、質問に対する回答内容だけではありません。面接官は、受け答え中の応募者のジェスチャーや表情、声のボリュームなども細かにチェックしています。
ジェスチャーやアイコンタクトなどの非言語メッセージは、仕事で英語圏の方とやりとりする際にも重要なポイントとなりえます。過度に身振り手振りを交える必要はありませんが、話しながら自然に出てくるジェスチャーは好印象につながる可能性が高いです。
その他、自己PRを伝える際は、面接官の目をしっかり見てアイコンタクトを意識することも大切です。
英語試験や英語資格の実績をアピールする
企業が英語面接を実施する理由のひとつとして、応募者の英語力を試しているということが挙げられます。英語でのコミュニケーションが多い企業では、最低限の英語力がないと業務に支障をきたす可能性があるためです。
過去に英語試験の受験経験や取得資格があれば、ぜひ自己PRに盛り込んでください。具体的なスコアや資格名をアピールできれば、自身の英語力を客観的に証明できます。
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自分の魅力を的確に伝えられる英語の自己PRを作成するには、まずは自己分析を行い、自分の強みやスキル、経験などを具体的な数値やエピソードとして表すことが重要です。
自己PRを考えたあとは、スムーズに話せるようになるまで繰り返し練習しましょう。ジェスチャーやアイコンタクトにも気を配りながら反復練習をすると、面接当日に自信を持って自分をアピールできるはずです。
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