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これから転職活動を控えている場合、面接でどのような質問をされるのか気になる方もいるのではないでしょうか。特に新卒採用の面接の経験しかない場合、何を聞かれるのかわからずに不安を感じている方も少なくありません。
この記事では、転職を検討している方に向けて、転職の面接でよく聞かれる質問を解説します。質問と回答の具体例や回答するときのポイントも記載しているので、面接対策の参考にしてみてください。
転職面接でよく聞かれる5つの質問
転職の面接でよく聞かれる質問には、大きく分けて以下の5つがあります。
- 自己紹介・経歴
- 転職理由
- 志望動機
- 自己PR
- 逆質問
それぞれの質問の意図や質問例、回答例、回答する際のポイントを詳しく解説します。
自己紹介・経歴
転職の面接では、最初に自己紹介や簡単な経歴について聞かれることが一般的です。面接での第一印象に影響するため、自身のこれまでのキャリアが伝わる回答を心がけることが重要です。
【質問の意図】
- どのような人柄なのかを知りたい
- 説明能力や話し方を見たい
- どの程度のコミュニケーション能力があるかを知りたい
- 話しやすい雰囲気を作りたい
【質問例】
- 簡単に自己紹介をしてください
- これまでの経歴に触れながら自己紹介をしてください
【回答例】
本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございます。〇〇(氏名)と申します。
私は、前職で食品メーカーの株式会社〇〇のマーケティング職として、企画立案やディレクションの仕事に7年間携わりました。アスリートとのコラボレーションした企画の立ち上げや、ランディングページのディレクションなどを行い、マーケティングスキルを磨いてきました。
多くのクライアントに向けてキャンペーンを展開する御社でも、自身の経験やスキルを活かせるのではないかと考えております。本日はよろしくお願いいたします。
【回答のポイント】
自身のプロフィールや経歴は、履歴書や職務経歴書に詳細を記載しているため、話が長くなりすぎないように注意することが大事です。1〜2分程度を目安に伝えることをおすすめします。
伝える内容は、面接担当者から聞いて欲しい要素や、募集しているポジションに合う内容を中心としましょう。また、経験やスキル、企業に興味を持った理由も簡潔に付け加えることで、入社に意欲的な印象を与えやすくなる可能性があります。
関連記事:転職面接で好印象を与える自己紹介とは?回答例・自己PRの方法も紹介
転職理由
自己紹介や経歴について聞かれた後は、転職理由について問われる場合が多くなっています。ネガティブな理由で転職を決心した場合でも、ポジティブな言葉に変換することが求められます。
【質問の意図】
- ネガティブな理由で転職していないかを知りたい
- 入社後、すぐに退職する心配はないかを把握したい
- 転職する必要があったのかを確認したい
- 自社との相性はよいかを知りたい
【質問例】
- 転職理由を教えてください
- なぜ今の会社を辞めようと思われたのですか?
- 転職を検討するに至った経緯を教えてください
【回答例】
現在の職場では、朝の8時から夜の22時〜23時まで業務に取り組まなければならないことが多く、睡眠時間を十分に確保できない状態です。
そのような環境で働き続けると、仕事でのパフォーマンスが下がるだけでなく、健康に悪影響を及ぼすことを実感しました。そのため、勤務時間が適切な職場で自身の能力を発揮したいと思い、転職を決意しました。
【回答のポイント】
転職理由はネガティブなことが要因となっている場合も多いですが、なるべく前向きな言葉に変換すると印象がよくなる可能性があります。
ただし、人間関係のことなど、面接の場にふさわしくない不適切な項目については、伝えないほうが賢明です。また、退職した企業や勤務先企業の愚痴ばかりにならないように注意する必要があります。
次の項目では志望動機について解説しますが、志望動機と転職理由に一貫した流れがあるかを確認することも重要です。それぞれの内容に関連性がなければ、入社意欲を面接担当者に疑われる可能性があります。
関連記事:転職理由はどう答えるべき?例文や転職理由をまとめる際のコツを解説
志望動機
志望動機は、志望企業への入社意欲を伝えるために重要な項目です。他社ではなく、志望企業でなければならない理由を明確にし、自身の熱意をアピールすることが必要です。
【質問の意図】
- どれだけ自社への熱意や入社意欲があるのかを知りたい
- 社風や企業理念に合っているのかを確認したい
- すぐに退職せずに、長期間働いてくれるのかを把握したい
【質問例】
- 弊社の志望理由を教えてください
- なぜ他社ではなく、当社を受けられたのですか?
【回答例】
私が御社を志望したのは、ジャンルや年齢層の異なる複数のブランドを展開されているからです。
現職では、20代を対象とするブランドを扱っており、基本的なコンセプトに従ってデザインする機会が多くなっています。しかし、デザインを作成するにつれて、幅広い年代の方に多彩なコンセプトの商品を提供したいと考えるようになりました。
20代〜60代までの方に向けた多くのブランドを提供されており、新しい商品の開発にも積極的な御社であれば、やりがいを持って仕事ができると感じています。
【回答のポイント】
志望動機は、今までの経験やこれからのキャリアプランと結び付けて回答することがポイントです。仕事でどのような経験をしてきたのかや、今後どのような仕事に取り組みたいのかを具体的に考える必要があります。
また、他社ではなく、応募先企業を選んだ理由を明確に伝えることが重要です。応募先企業にしかない強みを知るためには、企業研究で深掘りすることが効果的といえます。
なお、未経験の業界を志望する場合は、その業界への転職を希望している理由も伝えておくと、内容が伝わりやすくなります。
関連記事:面接で志望動機・志望理由を聞かれたときの効果的な答え方
自己PR
自己PRでは、自身の強みをアピールし、志望企業の事業に貢献できることを示す必要があります。自身の持ち味が、入社後に業務でどのように役立つかを回答しましょう。
【質問の意図】
- 自社で求めている成果を達成できる能力はあるのかを知りたい
- 応募者の人柄と自社との相性はよいかを確かめたい
【質問例】
- 今までの経験を交えて自己PRをしてください
- 仕事をするうえでの強みを教えてください
- これまで経験したなかで、印象に残っている仕事のエピソードを教えてください
【回答例】
私の強みは「傾聴力」です。現職のハウスメーカーの営業では、お客さまのご要望に耳を傾けるだけでなく、潜在的に抱えているニーズや悩みを読み取るように努めてまいりました。
その結果、お客さまそれぞれの要望に適した物件をご紹介することや、住宅に関する悩みを解消することにつながり、社内の顧客満足度ランキングで1位を2年連続獲得できました。
御社に入社後も、お客さま一人ひとりの気持ちに寄り添いながら物件を提案し、お客さまからの評価や売上に貢献していきたいと考えています。
【回答のポイント】
自己PRでは、応募者が入社後に活躍できるのかを知りたいため、募集職種に活かせる能力を持っていることをアピールすることが必要です。
今までの仕事で成果を上げるためにどのような行動を取ったのかを、エピソードを交えて説明することで、自身の有している能力が面接担当者に伝わりやすくなります。
また、「営業で売上150%増を達成した」「通常1ヵ月の期間が必要なプロジェクトを2週間で仕上げた」など、具体的な成果を数字を入れて話すことで、客観的な自己PRになります。
関連記事:自己PRと長所の違いとは?例文サンプルや伝え方のコツ
逆質問
面接の最後には、面接担当者への質問があるかを尋ねる「逆質問」を実施することが一般的です。逆質問からアピールにつなげられる可能性もあるため、興味のある項目を聞いてみましょう。
【質問の意図】
- 入社意欲の高さを知りたい
- 自社との相性はよいかを確認したい
- 応募者の不安や疑問を解消したい
【質問例】
- 何か弊社への質問はありますか?
- 最後に質問はありますか?
【回答例】
- 御社で昇進するにはどのような能力が求められますか?
- 御社に貢献するために身につけておくべきスキルや知識はありますか?
- 〇〇の資格を保有しています。御社でこの資格を活かせる場面はありますか?
- 今後、最も力を入れていく事業を差し支えなければ教えてください。
- (面接担当者)様は、御社の仕事にどのようなやりがいを感じられていますか?
【回答のポイント】
逆質問では、入社意欲を見せるために何か一つでも質問することをおすすめします。質問の有無や内容によって、入社意欲を確認される可能性があります。
企業や仕事内容よりも条件を重視していると思われる危険性があるため、待遇や福利厚生に関する質問ばかりをすることは避けたほうが無難です。また、一次面接や二次面接など、面接の段階によって異なる質問をしましょう。
逆質問では、面接担当者の発言を活かして質問する方法もあります。面接中に気になる内容がある場合は質問することを検討してみてください。
関連記事:転職面接で逆質問をしないと落ちる?逆質問のポイントや質問例まで紹介
転職面接で聞かれる可能性がある質問
転職の面接では、先ほど紹介した5つの質問以外にも聞かれる項目があります。ここでは、そのなかでも押さえておきたい質問を7つ紹介します。
- 転職活動の軸
- これまでの成功・失敗
- キャリアプラン
- 雇用条件
- 会社に関すること
- 時事問題
- 答えづらい質問
それぞれの質問の意図や質問例、回答例、回答する際のポイントを詳しく解説します。
転職活動の軸
転職活動の軸とは、転職する際に重視していることや、大事にしたいことです。例えば、仕事内容や働き方、収入、企業の雰囲気・成長性などが挙げられます。
転職の軸を決めることは転職活動を進めるうえでも重要であるため、自身が何を重視しているかを考えてみましょう。
【質問の意図】
- 転職活動に真剣に取り組んでいるのかを確認したい
- 企業選びで大事にしていることが自社と合っているのかを知りたい
【質問例】
- 転職活動において重要なことは何ですか?
- 転職活動では何を軸にしていますか?
【回答例】
私の転職の軸は、コミュニケーションが活発な環境で働くことです。
前職の保険会社では個人のノルマを達成することが重視されており、社員同士の交流があまりなく、淡々と仕事に取り組むような環境でした。私は周囲と協力しながら働くことを大事にしているため、コミュニケーションを取る機会の少ない職場は向いていないことがわかりました。
御社はチーム単位での仕事に取り組まれており、社員同士で話し合う機会が多く、活発な意見の交換が行われています。そのような環境に身を置き、チームで協力しながら仕事を進めたいと思い、転職を決意いたしました。
【回答のポイント】
転職活動の軸は、転職理由と一貫していることが重要です。関連性がなければ、面接担当者から転職する必要性について疑問を抱かれる危険性があります。
また、面接を受ける企業の強みと、転職活動の軸のつながりを強調することで、入社意欲をアピールしやすくなる可能性があります。
これまでの成功・失敗
企業によっては、仕事での成功や失敗について面接で聞かれる可能性があります。過去の経験を洗い出し、これまでの成果や失敗からの学びを示すことで、アピールにつなげていきましょう。
【質問の意図】
- 自社でも力を発揮してくれるのかを確認したい
- 失敗をリカバリーする力はあるのかを知りたい
【質問例】
- これまでの仕事での成功体験を教えてください
- 今までの仕事で大きな失敗をしたことはありますか?
【回答例】
質問:今までの仕事で大きな失敗をしたことはありますか?
回答:前職で、プロジェクトのスケジュール管理を任されたことがありました。そのプロジェクトを進めている際に、進捗に関わるトラブルが発生し、予定よりもプロジェクトの完了が遅れてしまったことがあります。
私はこの失敗から「余裕を持たせたスケジュールを組むこと」と「選択肢を広く持つこと」の重要さを学びました。
この失敗以降は、何か問題が発生しても対応できるようなスケジュールを組み、仕事の進め方を複数用意することによって、予定通りにプロジェクトを完了できるようになりました。
【回答のポイント】
失敗に関する質問で、「失敗はない」と答えるとミスを隠していることを疑われる可能性があるため、細かい失敗でも伝える必要があります。ただし、失敗を伝えるだけではアピールにつながりづらいので、その状況を乗り切った方法を付け加えることをおすすめします。
注意点として、「企業に大きな損失を与えた」など、取り返しのつかないような失敗談は避けるようにしましょう。
キャリアプラン
キャリアプランとは、自身が希望する仕事や働き方を実現するための行動計画のことです。キャリアプランを明確にすることで、自身のキャリアを真剣に考えていることを示す効果があります。
【質問の意図】
- 目先だけでなく中長期的なキャリアを考えているかを知りたい
- 自社で長く働いてくれるのかを確認したい
- 自社に入社した場合、どのように活躍してくれるのかを把握したい
【質問例】
- キャリアプランについて教えてください
- 5年後はどのようになっていたいと考えていますか?
- 将来叶えたい夢はなんですか?
【回答例】
質問:キャリアプランについて教えてください
回答:新卒で入社後、8年間経理部の仕事に携わっており、現在は主任として勤務しています。御社に入社後は、経理のスキルを磨きながら、新人育成にも関わっていきたいと考えております。
そして、5年後には経理部のリーダーとして、関係部署との調整や連携など、経理部門を統括することを目指しています。
【回答のポイント】
自身が将来どのような人物になりたいのかを、明確に提示することが重要です。入社後に携わりたい業務を明確化し、事業内容や業務内容と紐付けて答えられるようにしてください。
なお、退職を連想させてしまうため、独立に関することは伝えないことをおすすめします。
雇用条件
年収や残業時間、勤務地など、雇用条件の希望を聞かれる可能性があります。
「どのくらいの残業に対応できるか」などの質問から入社への熱意を確認される場合もあるため、希望する雇用条件を答えるだけでなく、明確な理由づけが求められます。
【質問の意図】
- 企業が応えられる雇用条件であるかを確認したい
- 退職のリスクがないか把握したい
- 入社への熱意を見たい
【質問例】
- どのくらいの年収を希望していますか?
- 月に何時間の残業を許容できますか?
- 勤務地の希望はありますか?
【回答例】
質問:どのくらいの年収を希望していますか?
回答:現在の年収は〇〇〇万円です。△△の資格を取得したことで、御社の売上アップに貢献できると考えております。そのため、年収〇〇〇万円を希望いたしますが、御社の規定に従います。
【回答のポイント】
希望する雇用条件を聞かれた場合は、条件だけでなく、理由や根拠も伝えることが大切です。理由付けをすることで、希望している条件が適切であるという印象を与えられる可能性があります。
なお、雇用条件は、応募先企業の基準となる条件とかけ離れていると、自社のことをあまり調べていないのではと疑われる場合があります。そのため、事前に応募先企業の勤務地や目安の年収、残業時間などを調査しておくと安心です。
会社に関すること
転職の面接では、企業理念や事業内容などの会社に関することについて聞かれる場合があります。そのため、事前に企業のホームページや経営者の発信をチェックし、企業への理解度を深めておく必要があります。
【質問の意図】
- 会社の理解度を知りたい
- 会社の方針や考えに賛同しているかを確認したい
【質問例】
- 当社の企業理念についてどのように思われますか?
- 当社に関して知っていることを教えてください
【回答例】
質問:弊社の企業理念についてどのように思われますか?
回答:私は御社の「お客さまにそっと寄り添う」という理念にとても共感しています。自社の商品を売ることばかりに目を向けず、まずはお客さまの希望する条件を知るために耳を傾けることを重視する姿勢に魅力を感じました。
私自身、消費者として強引な売り込みをされた際に不快感を覚えた経験があるため、お客さまのニーズに応えることが非常に重要であると考えております。
そのため、御社への入社が実現いたしましたら、私もお客さまに寄り添った提案を行い、満足度を上げることに貢献できるのではないかと思っております。
【回答のポイント】
企業理念について聞かれた場合は、自身の体験談と組み合わせて回答すると説得力が増しやすくなります。これまでに仕事やプライベートで、応募先企業の企業理念に関連づけられるエピソードがないかを探してみましょう。
また、企業についてあまり知らない場合、入社意欲を低く見られる可能性があるため、応募先企業の沿革や企業理念、事業内容、今後の事業展開などを、事前に調べることをおすすめします。
時事問題
面接では最近気になったニュースなど、時事問題について聞かれる場合があります。何も用意していないと瞬時に答えられない可能性があるため、事前にどのニュースに触れるかを決めておくことが重要です。
【質問の意図】
- ビジネスに必要な情報収集力はあるのかを知りたい
- どのような考えた方や価値観を持っているのかを確認したい
【質問例】
- 最近気になったニュースは何ですか?
【回答例】
私が気になったニュースは、2023年の日本の出生数が過去最少となったことです(※)。
出生数の低下は経済的な不安やキャリアを重視する方の増加など、さまざまな要因があると考えております。具体的には、女性の社会進出により仕事と家庭の両立が難しく、子育てへの不安や負担が高まっているのではないでしょうか。
このような状況を改善するため、国や自治体、企業は育児支援や働き方の改善など、政策や取り組みを進めることが重要だと感じています。
そのため、入社後は女性がキャリア形成と子育てを両立できるような推進活動に携わりたいと考えております。
【回答のポイント】
時事問題について問われた際は、基本的に仕事に関連するニュースについて答えることが一般的です。特に志望する業界や企業に関連する題材を選ぶと、アピールにつながる可能性があります。
なお、有名人の結婚や不倫などのゴシップニュースや、政治や宗教など個人の信条に関わる事柄は避けるようにしましょう。
※参考:厚生労働省「令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数)の概況」
答えづらい質問
企業によっては、面接で答えづらい質問も受けることもあります。質問を予測することは難しいですが、焦らずに丁寧に回答することを心がけましょう。
【質問の意図】
- 自社への志望度を確認したい
- 人柄やどのような考えを持っているのかを知りたい
【質問例】
- 弊社以外で選考を受けている企業はありますか?
- 希望する職種や勤務地が叶わない場合はどうしますか?
- 選考を受けている企業で弊社の志望順位は何番目ですか?
- 転職回数が多いのはどうしてですか?
【回答例】
質問:弊社以外で選考を受けている企業はありますか?
回答:食品業界を中心に選考を受けている企業はあります。〇〇社は一次選考、△△社は二次選考まで進んでいるところです。いずれも食品関連の企業ですが、特に御社が展開する事業に携わりたいと考えているので、こちらの選考を優先させていただきます。
【回答のポイント】
質問によっては、すぐに答えが思い浮かばない場合があります。思いつきで答えてしまうと、思わぬ減点材料となってしまう可能性があるため、焦らずにゆっくりと回答することが重要です。
なお、どうしても答えたくない質問をされた場合は、無理に回答しなくても構いません。
転職面接で聞かれる質問に回答するときのポイント

転職の面接に向けての回答を入念に準備したとしても、面接担当者に伝わらなければ、思うような評価を得られない可能性があります。そのため、ここで紹介するポイントを意識しながら質問に回答することが重要です。
転職の面接で聞かれる質問に回答するときのポイントは、主に以下の3つが挙げられます。
- 一貫性を持たせた回答をする
- 結論から伝える
- 面接官との対話を意識する
それぞれの内容を詳しく解説します。
一貫性を持たせた回答をする
転職の面接時にその場の思いつきで質問に回答してしまうと、一貫性がなくなり、転職への本気度を疑われることや、企業への熱意が伝わりづらくなる可能性があります。
過去の経験やこれから希望する働き方などから、転職の軸やキャリアプランなどを作り上げ、一本の筋の通った回答を心がけることが重要です。
特に「転職理由」「志望動機」「自己PR」については、事前に回答を準備し、全体の一貫性が取れているかを確認しておくことが、納得のいく面接とするために効果的といえます。
結論から伝える
転職の面接で面接官から聞かれた質問に答える際には、最初に結論を伝えることが大事です。最初に結論を伝えずに、エピソードなど別の箇所から話してしまうと、言いたいことが面接官に伝わりづらくなります。
内容を伝わりやすくするためには、「結論」「理由」「具体例」の流れを意識して話しを組み立てることが重要です。事前に準備した回答がこの流れで説明できるているかを確認し、練習を繰り返すことで、安心して面接に臨める可能性が高まります。
面接担当者との対話を意識する
転職の面接は、一方的にプレゼンテーションのように話すのではなく、面接担当者との対話を意識することが重要です。
自身が話すことばかりに集中してしまうと、担当者の反応を確認できず、気付いたときには質問の意図と異なる回答をしてしまっている可能性があります。面接は自己PRだけでなく、応募者と企業の相性を確認する場でもあるという意識を持ち、互いの理解を深めていく姿勢を心がけてください。
転職時の面接対策は転職エージェントの活用もおすすめ
転職の面接対策に不安がある方は、転職エージェントを活用することも一つの選択肢です。転職エージェントによっては、面接対策のアドバイスや模擬面接を実施している場合があります。
転職エージェントのキャリアコンサルタントに相談することで、一人では解決できなかった転職についての悩みを解消できる可能性があるでしょう。また、自身が考えてもいなかった選択肢が広がる可能性もあります。
転職エージェントのエンワールド・ジャパンでは、面接の準備など転職活動に関するアドバイスを行っています。まずはお気軽に新規会員登録からご登録ください。
まとめ
転職の面接でよく聞かれる質問は、主に「自己紹介・経歴」「転職理由」「志望動機」「自己PR」「逆質問」の5つです。その他にも、「転職活動の軸」や「雇用条件」など面接を受ける企業ごとにさまざまな質問を受ける可能性があります。
想定される質問への回答を準備し、面接練習を重ねることで、自身の魅力を面接官にうまく伝えられる可能性が高まります。
なお、転職活動を進めるには、転職エージェントを活用することも一つの方法です。転職エージェントでは、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策などのサポートを実施しています。
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