日系大手銀行グループ エンジニア(2年半勤務)⇒外資系医療コンサル ITコンサルタント(入社2年目)
H様(20代後半)
日系大手銀行グループのIT部門での勤務から、ワークライフバランスを重視し転職を決意したH様。現在は外資系医療コンサルティング企業でITコンサルタントとして新たなキャリアを築いています。未経験の医療分野に挑戦しながらも、自身の成長を実感できる仕事にやりがいを感じ、ライフスタイルの向上にも繋げています。
インタビューでは転職を通じて得た経験や、外資系企業の魅力についてお話を伺いました。
ワークライフバランスが取れる会社で働きたかった
前職ではどんなお仕事をされていましたか? 転職を考えたきっかけを教えてください。
前職は大手銀行のIT部署に所属しており、主にマネーロンダリング防止のためのシステム開発や保守を担当していました。
トラブルがあると夜中に出勤が必要なことや土日が休みでも、電話が鳴るかもしれないというストレスから完全に解放されることはなく、「休日は仕事を忘れてリフレッシュしたい」と思う反面、電話が鳴れば現実に引き戻されることの繰り返し。そのため、休日にリラックスできる環境を求めて転職を決意しました。
転職活動はどのように行いましたか?
初めての転職で、周りに転職した人もいなかったため、何から始めて良いかわからず、とりあえず複数の転職サイトやエージェントに登録。ただ、想定以上に通知が多く、希望に合わない求人も目立ったため、次第に質の高いサービスを提供してくれるところに絞り込むようになりました。
転職先を選ぶ際に最も重視したのは、「自分が好きなことか」「興味を持って働けるか」という点。しかし、最初から「これがやりたい!」という仕事や職種は決まっておらず、自分の好きなことがイマイチ分からない状態でした。そんな中、エンワールドの人材コンサルタントの方は、いろいろとお話をするなかで、興味を聞きだして掘り下げてくれたのはとてもありがたかったです。話しながら「私ってこういうことが好きなんだ」「これを大事にしているんだな」など、どんどん自分の希望が言語化されてきました。自分のことって、実は1人で考えていてもわからないことの方が多いので、早い段階でプロに頼ったことは正解でした。
迷いから始まった転職も、プロの力を借りて理想の会社を見つけた
今の会社と巡り会えた経緯を教えてください。
実は今の外資系企業の会社を紹介いただいた時は、医療系の知識は全くないですし、興味もあまり湧きませんでした。ただ、お話を聞いて、自分でもいろいろと調べていくうちに、社会に役立つ事業内容で、仕事がシンプルで分かりやすく、やりがいをもって働けそうと感じるようになりました。
未経験の分野にも可能性は広がっています。私の場合は担当コンサルタントの方へ素直に「全く違う分野にも挑戦したい」と伝えたことで、思いがけないチャンスが広がりました。最初は難しく考えず、自分の希望をしっかり伝えることも大事。そして想定外の分野でも、実際に触れてみると意外と向いていることに気づけるので、自分の先入観に囚われすぎずに探せたのは正解でした。
転職活動を進めるうえで大変だったことはありますか?
特に大変だったのは、各社に合わせた自分のアピールポイントを考えることと、スケジュール調整です。仕事が忙しく面接時間の調整が難しかったため、リモート面接のスケジュール調整や、お昼休みに面接を入れてもらうなどの工夫をしましたが、「働きながら転職活動するのってこんなに大変なんだ……」と思いましたね。一人きりの転職活動だったら精神的にも辛かったと思いますが、担当コンサルタントの方のサポートがあったので非常に心強かったです。
選考中は毎回、電話でのフォローがあり、何をアピールするべきかも丁寧に教えていただきました。面接官の特徴や想定質問内容までアドバイスいただけたことで、安心して面接に臨めましたし、細やかなサポートがあったからこそ、大満足の転職ができたと思っています。
エンワールドのコンサルタントは、ご自身にとってどんな存在でしたか?
転職活動は、4月に始めて7月には決まったので、3ヶ月ほどでスムーズに終了。最初は何から始めるべきか分からず悩みましたが、エンワールドのコンサルタントの方に出会った後は、次々と面接を組んでいただき、効率よくサクサク進みました。初めての転職にしては比較的スムーズに進めたと思います。面接は3、4社受け、それぞれどの会社も良い点があり、決めるのが難しかったですが、最後の最後は給与面など待遇の良さが大きな決め手になりました。コンサルタントの方が給与交渉も私の期待以上にしっかりと対応してくださったのも印象に残っています。
活動が終わった後だから分かるのですが、自分に合ったエージェントを見つけるのが本当に大事。特に外資系企業への転職を希望する場合、専門的な知識やスキル、自分の希望を理解してくれるエージェントとの出会いが重要だなと思います。私の場合は、エンワールドに出会うまで1カ月以上かかったので、最初から出会えていたら、もっと効率よく進んだかなとも思います。
外資系転職は、不安より広がる未来を信じて挑戦を
最初から外資系を目指していたのですか?
転職活動を始めた当初は、興味の持てる仕事をすることを重視していたのと、日系と外資系の違いをあまり理解できていなかったので、最初から外資系を視野にいれていたわけではありませんでした。しかし、コンサルタントとの面談を通じて、自分が描いていた希望が具体化され、「興味を持てる仕事をするなら外資系が良い」と明確に感じるようになりました。
また将来、海外移住も視野に入れていたので、どこでも働けてライフプランの変化にも対応しやすい、各国に支社があるグローバルな環境で働きたかったことも理由の一つです。
外資系企業への転職に、不安はありませんでしたか?
最初は「実力主義の環境でついていけるか」という不安がありましたが、前職では、年功序列の給与体制で若手がたくさん動いても給与が上がりづらい仕組みだったため、今はむしろ頑張りが報われる環境を魅力に感じています。
外資系では、評価制度がわかりやすく、設定された目標に対して結果を出す人が評価される文化が根付いています。そのため、納得感を持って働くことができ、自分のスキルを磨くには良い環境だと思います。また、転職先では、最初の1カ月しっかりとした研修制度があった点も安心材料になりました。
より専門性の高い仕事に取り組め、スキルも大幅向上
今はどんなお仕事をされているのですか。前職から変わったことはありますか?
現在は、製薬会社のMR(医薬情報担当者)向けに、営業活動や販売実績の管理を支援するアプリケーションの開発・保守を担当しています。少人数制の部署で、クライアント1社につき担当が1人か2人程という環境。責任も大きいですが、その分直接的にクライアントの成果に貢献できることがモチベーションとなり、充実感を得ています。
また、今の職場では社内で完結できるシステム開発が多く、外注部分が少ないため、システム全体を把握しやすく達成感を感じやすいのも特徴。前職では同じグループをお客様にしていたため、どうしても直接的な感謝を得る機会が少なかったのですが、現在は製薬業界のお客様とのやり取りを通じて、実際に「ありがとう」と感謝の言葉をいただけることが嬉しい点です。自分が関わったシステムが直接的に役立っていると実感できる点もこの仕事の魅力です。
やりがいを感じた具体的なエピソードを教えてください。
入社後の仕事で特に記憶に残っているのは、新しいお客様に私たちのシステムを導入するプロジェクトに一から関われた案件です。要件定義から保守までの全工程を経験しました。営業管理システムの開発だったのですが「やってみたいです」と自ら手を挙げたことが功を奏し、任せてもらえることになりました。
前職では大規模なシステムを扱っていたため、自分が担当する範囲が限定されており、全体像を把握する機会が少ない状況でした。しかし、今回のプロジェクトではシステムの企画段階から設計、開発、運用まで、一連のプロセス全体に関与することができました。この経験を通して開発全体の流れを理解することができ、システムがどのように連携して動いているのかを実感する貴重な機会となりました。また、自分の手がけた部分がどのように全体に影響を与えるのかを考えながら取り組むことで、より俯瞰的な視点を養うことができたと感じています。
ワークライフバランスの充実 外資系企業への転職で叶えた理想のキャリア
外資系企業に転職して感じた“給与”や“評価制度”の魅力を教えてください。
給与が以前よりも増え、生活に余裕が生まれたのはやはり大きなメリットですね。特に私は、結婚や引っ越しといったライフイベントが重なるタイミングだったため、転職の影響は大きかったです。
前職では年功序列が強く、若手は頑張っても給与が上がりにくい仕組みでした。その点現在は、成果に応じて給与が支払われるので納得感があります。「これだけもらっているなら頑張ろう」という気持ちにもなり、結果として自己成長や仕事に対するモチベーションの変化にもつながっています。
給与アップにつながる、評価基準が明確なのも外資系の特徴かと思います。基準は事前に提示されるので、自分で立てた目標に沿って努力することで何を努力すればいいかわかりやすくなります。評価は技術力だけでなく、リーダーシップやコミュニケーション能力など、多面的に複数の軸で行われるため、納得感があり、自分の努力や成長がきちんと反映される仕組みなのも嬉しいポイントです。
現在の“働き方”や“職場環境”について教えてください。
フレックスタイム制のため週35時間働けば時間の使い方は自由なので、1日7時間にこだわらず自分のペースで働けます。急な私用や病院の予定が入っても柔軟に対応できるのがありがたいです。また、1日7時間を超えて働くと残業代がしっかり支給されますが、実際残業は1日1時間あるかないか。前職では残業が当たり前だったので、半分以下に減少し、仕事内容もプレッシャーが減ったので、日々のストレスが大きく軽減されました。
また、それによって自分のために使える時間が増え、スキルアップにつながっている点も大きな喜びです。特にIT業界では自ら学ぶ姿勢が欠かせませんが、私の場合は個人のITスキルだけでなく、医薬品に関する知識も求められるため、日々自分で学び続けることも必要になります。周りのレベルに追いつくための努力は必要ですが、それがやりがいとなり、さらに前向きに取り組む原動力になっています。
自信をもって積極的に挑戦を!転職活動は心の余裕があるうちに
外資系企業への転職に不安を感じている方々に伝えたいことはありますか?
外資系企業だからといって特に怖がる必要はないと思います。語学面でハードルを感じる方もいるかもしれませんが、英語が必要な企業もあれば、日本語だけで仕事ができる企業もあります。自分の語学力に合った環境を選べば、無理なく挑戦できると思います。
転職活動は、心に余裕があるうちに少しずつ始めるのがベスト。私も「転職活動は大変そう…」と一歩を踏み出せずにいましたが、限界を感じてから動き出すと、プレッシャーが大きくなり、不安も増してしまうので、余裕を持って行動するのが賢い選択です。
結果的に、転職によって私のライフスタイルは劇的に良くなり、以前よりも前向きに、学ぶ時間や新しい業務への挑戦など、自分自身の成長を感じられる毎日を送れるようになりました。その姿を見た友人たちも次々と転職に成功しています。不安や心配がある方も多いと思いますが、自分を信じて一歩踏み出してみる価値は十分にあると思います。
※2024年11月現在の内容です
エンワールド・ジャパンについて
エンワールド・ジャパンはアジア諸国3カ国で20年以上の歴史があり、日本最大級のグローバル人材紹介会社です。